「鉄骨造」は、リーズナブルな価格のうえ、丈夫で軽量のために、高層マンションを作る時に利用されます。
「鉄筋コンクリート造」は、鉄骨造の丈夫さと、コンクリートの耐火能力の高さのメリットがあります。
また、50年以上の耐久性もあり、地震にも強いです。
防音性も高いので、ペット可の物件を建てる時に利用されます。
「鉄骨造」の意味
「鉄骨造」は、梁と柱のフレームを鉄骨を使用している建物です。
高層マンション、ビルなど比較的大きな建物の他、工場や倉庫でもよく使用されます。
近年は、「鉄骨造」の一戸建て住宅も増えています。
「鉄骨造」は、さらに鋼材の厚さによって分けられ、6mm以上のものの「重量鉄骨造」と「軽量鉄骨造」の2種類があります。
「鉄筋コンクリート造」の意味
「鉄筋コンクリート造」は、コンクリートの中心に細い鋼鉄の棒を使用することで、強度を高めた建物の構造を指します。
マンションや一戸建て住宅、防音設備が必要なビルやマンションなど、さまざまな建物で使用されています。
コンクリートの燃えない、音を通さない、つぶれない、劣化しにくいという様々な長所を活かしています。
「鉄骨造」と「鉄筋コンクリート造」の使用例
「鉄骨造」は、家賃が安めのマンションやアパート、高層マンションや広い間取りのマンション、地震が心配される地域の建物。
「鉄筋コンクリート造」は、マンションやアパートなどの集合住宅、ペット可の物件、音楽関係の建物、戸建て住宅、地盤が弱く地震が心配される地域の建物、密集していたり、風向きのより火災が心配される地域の建物。
「鉄骨造」と「鉄筋コンクリート造」のデメリット
「鉄骨造」は、サビやすいです。
鉄骨は熱に弱いので、火事に弱いです。
防音性が木造住宅並みに低いですし、断熱性が低いので、夏は暑く、冬は寒いです。
「鉄筋コンクリート造」は、コストが高くなります。
コンクリートを使用していますので、水を吸いやすくカビやすいです。
そして、とても重量が重く、建築する際には、地盤の調査や改善が必要になります。