「仏教」と「神道」の違い仏教は「インド由来の宗教のこと」。

「釈迦の教え」と言い換えると分かりやすい。

神道は「日本由来の宗教のこと」。

「神話」と言い換えると分かりやすい。

奈良時代に日本は朝鮮や中国から渡来した仏教を国の柱と位置づけましたが、日本には神道があり長いこと両者は共存してきた歴史があります。

日本人は多神教と言われ、他の宗教も受け入れられる国民性があるのです。

「仏教」は釈迦の教えです。

仏教はインド・シャカ族のゴータマ・シッタルタが開祖とされます。

キリスト教やイスラム教と並ぶ世界的な宗教で、主に東アジアで広まりました。

仏教の主な世界観は輪廻転生と苦からの解脱にあります。

輪廻転生とは前世から続く現世での業や迷いに依って来世へ転生するという無限に続く考えです。

解脱とは自由・悟り・解放などを意味し、仏教思想の根幹を占めています。

「神道」とは日本に古来よりある土着の宗教のことです。

元々神道の発生は土着の自然崇拝や呪術的なものからと言われ、後に日本神話と一緒になり神話の神々を祀ることになったのです。

神道は他の宗教のように開祖も経典やコーラン・聖書のようなものがない独特の宗教として発展してきました。

また、組織化された教団もなく信者というはっきりしたものはなく、ただ氏子という漠然としたものです。

正月に初詣でをする習慣はありますが、定期的に集まり、祈りをささげるという風習はありませんので、神道は宗教ではないとまで言われています。

日本では仏教と神道は共存しています。

日本国民は多神教を受け入れるという国民性から、イスラム教やキリスト教のような一神教を奉ずる国民とは少し違うようです。

そのため、朝鮮や中国から渡来した仏教も土着の神道と相いれないということはなく、むしろ融合共存した経緯があります。

よく神社とお寺が同じ場所に存在するのはそのためです。

神道は後に明治時代になり国家神道としての道を歩む訳ですが、第二次世界大戦の終戦とともにGHQにより、神道は宗教ではなく愛国的義務的儀礼とされましたが現在では国民に根付いた宗教なのです。

日本には二つの宗教があると言われる。

日本に来た宣教師はキリスト教の布教のためだったのですが、日本人の仏教と神道の二つの宗教を崇拝する姿に驚いたそうです。

八百万の神々を信奉する国民は他宗教に対する寛容性がもともとあったということでしょう。

また、日本人はお寺や神社に複数関わりを持つために、信者の総数は人口をはるかに上回るという現象があります。

お寺の檀家と神社の氏子そして新興宗教の会員に同時になっているのですから不思議ではありません。

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