「昼食」「昼餉・ひるげ」「ランチ」は、「昼の食事」という意味です。
「昼餉・ひるげ」は、やや古風な言い方です。
「ランチ」は、洋食の簡単で軽い食事・料理のことです。
英語では、全て「lunch」で表されます。
「改まった昼食」の場合「a luncheon」で表されます。
「軽い食事」は「a light lunch」です。
「昼食会」「午餐会」は「a luncheon party」です。
「昼食にサンドイッチを食べた」は「I had sandwiches for lunch.」です。
「我々は、午餐を共にした」は「We had a lunch together.」です。
「お子様ランチ」は「a special lunch for children」です。
「昼食」の意味
「昼食」は、昼の食事のことです。
「昼飯」「中食・じゅうじき」のことです。
以下のように使います。
昼食会 昼食をとる
<中食・ちゅうじき>
「中食」は以下のような意味です。
①一日二食の時代、朝食と夕食の間に取る軽い食事を指しました。
転じて、「昼飯」を意味するようになりました。
「昨日は今日の物語」に「御ちご様の中食を膳棚に上げおき」とあります。
②茶会で出す食事のことです
「昼餉・ひるげ」の意味
「昼餉・ひるげ」は、「昼飯」「中食・ちゅうじき」のことです。
やや古風な言い方です。
「ひるげ」の「げ」は、「食事」を意味します。
「昼餉の後にもう一仕事」のように使います。
<餉の漢字>
字義は「かれい・携帯弁当のこと」「めし・食糧」「兵糧」「おくる・運んで行く」「食事するくらいの短い時間」です。
解字では、「食+向」で構成されます。
「向」の部分は、「むかう」を表します。
これにより、「相手に食をおくる」という意味を表します。
「ランチ」の意味
「ランチ」は、昼食のことです。
洋食の簡単で軽い食事・料理のことです。
洋食の手軽な定食のことです
以下のように使います。
ランチの約束 お子様ランチ
ランチタイム ランチボックス
<その他の類語>
「昼御飯」は、「昼めし」を丁寧に言う言葉です。
「昼御飯はたっぷり食べよう」のように使います。
「昼めし」は、昼の食事のことです。
「昼食」「昼餉」のことです。
「この調子では昼めしまで持たない」のように使います。
「午餐」は、改まった昼食のことです。
「宮中の午餐会」「午餐に招かれている」のように使います。
「午餐会」は、客を招待して催す昼食会のことです。
「お昼」は、「昼」「昼飯」の丁寧語です。
「お昼までには戻ります」「そろそろお昼だ」「みんなでお昼にしよう」のように使います。
女房詞で「御昼成る」は、「お目覚めになる」「お起きになる」という意味です。
お湯殿上日記には「御昼成りて、けふもむめほうしにて大ふくまいる」とあります。
「昼食」は 昼の食事のこと、 「昼餉・ひるげ」は 「昼食」のやや古風な言い方、 「ランチ」は、洋食の 昼食で軽い食事・料理のこと
「昼食」「昼御飯」「昼めし」「昼餉」「午餐」「ランチ」「お昼」は、類語です。
共通する意味は「昼の食事」です。
「昼食」「昼御飯」は、「昼飯」の丁寧な言い方です。
「昼めし」は、主として男性が使う言葉です。
「昼餉」は、古めかしい言い方です。
「午餐」は、多くの場合、改まった食事を指します。
「ランチ」は、食堂などで「Aランチ」のように「定食」の意味でも使われます。