ウールは「天然繊維で羊などから作られる襟巻などの素材のこと」。
「羊毛」と言い換えると分かりやすい。
カシミヤは「カシミヤヤギから作られる襟巻などの高級素材のこと」。
「高級天然素材」と言い換えると分かりやすい。
カシミアは「カシミヤヤギから作られるカシミヤと同じ物のこと」。
「高級天然素材」と言うと分かりやすい。
「ウール」は羊などの毛
「ウール」は「羊毛」とも言い、羊などから取れる毛を加工して、ニット製品や襟巻等にする天然素材のことです。
保温力に優れていて、吸水力もあるため、冬も夏も使用できる素材です。
天然繊維のため、洗濯には注意が必要となり、不用意に水洗いをすると縮むことがあります。
また、毛玉もでき易く、メンテナンスをこまめにすることが長持ちの秘訣です>
「カシミヤ」はカシミヤヤギの毛から作ります。
「カシミヤ」はインド北西部のカシミール地方にいるカシミヤヤギから作られる高級天然素材のことです。
カシミヤヤギの毛はウールより細く光沢があり、軽くてしなやかなため、高級襟巻などに加工されています。
1頭からわずか200g程度しか取れないため、繊維の宝石と言われます。
繊維が細い分、保温性に優れていると言えます。
「カシミア」はカシミヤと同じ物で呼び方が違うだけ
「カシミア」はカシミヤと同じ物ですが、表示名が異なるだけです、「カシミヤ」が消費者庁の表記として採用されているだけで、どちらを呼んでも差し支えないのですが、表記は法律で「カシミヤ」になっているだけです。
「カシミア」は「カシミールの」と言う意味ですから、「カシミヤ」でも「カシミア」でも意味は変わりません。
「ウール」と「カシミヤ」とは手触りが違う。
「ウール」に比較して「カシミヤ」の繊維は細いため、糸にする際によりたくさんの毛が必要になり、その分保温が優れ繊維もしなやかで手触りも滑らかになるのです。
カシミヤから作られる製品はマフラー・コート・セーター・カーディガン・ニットなどあり、100%ですと、価格はかなり高いものになりますが、ウールとの混紡製品ですと買い求め易く成ります。