破棄は「書類などを破り捨てること」。

「取消」と言い換えると分かりやすい。

遺棄は「捨ててしまいそのままにすること」。

「死体遺棄」と言い換えると分かりやすい。

廃棄は「要らないものを捨てること」。

「ゴミ廃棄」と言い換えると分かりやすい。

これらは要らないものを捨てることですが、捨てる内容・方法に違いがあります。

「破棄」は破り捨てることです。

「破棄」は「破る」と「棄てる」ですから、要らなくなった書類などを破り捨てることです。

転じて契約・条約など約束事を取消し白紙に戻すことも言います。

例えば「会社同士の合併話は破棄された」「保存期間が過ぎた書類は破棄して下さい」「不可侵条約を破棄したロシアは日本に攻め込んだ」「契約は破棄されました」などと使います。

「遺棄」は捨てたままにすることです。

「遺棄」は「遺」と言う「残す・捨てる・落とす」などの意味を持つ漢字と「棄てる」ですから、ものなどを捨ててしまいそのまま放置することです。

殺人事件で起きる「死体遺棄」で使われる言葉です。

また、幼児や老人など保護すべき人を、保護しないで捨てることは「遺棄罪」となり罰せられます。

他に「遺棄致死」「単純遺棄」などの言葉があります。

「廃棄」はゴミなどを捨てることです。

「廃棄」は「廃」と言う要らなくなったものを「棄てる」ことですから、不要なもの、ゴミとなるもの、産業廃棄物を捨てることです。

「保存期限が過ぎた書類を廃棄する」「廃棄する前にもう一度よく考えよう」「廃棄物の処理にはお金が掛かる」「ゴミなどの廃棄すべきものにも使い道がある」「廃棄処分」「産業廃棄物」「廃棄場所」「廃棄先」などと使います。

棄てることは「破棄・遺棄・廃棄」などと言います。

「破棄」は破り捨てること、転じて「条約破棄」など約束事を反故にすることを言います。

「遺棄」は死体遺棄・幼児遺棄・遺棄致死など事件性のある言葉です。

「廃棄」は不要になったものを捨てることで「廃棄処分」「産業廃棄物」などで使われます。

「破棄」と「廃棄」は似ていますが、「破棄」にはキャンセルと言う意味合いがあります。

おすすめの記事