悪は「正しくないこと」。

「不正」と言い換えると分かりやすい。

邪は「よこしまなこと」。

「よこしま」と言い換えると分かりやすい。

「悪」は「善」に対する広い意味のある言葉です。

「邪」はねじ曲がった悪い心、よこしまなことなどの意味で、「悪」の範疇に入ります。

どちらの言葉もネガティブなイメージの言葉で、多くの熟語があります。

「悪」は不正のこと

「悪」は不正のことで「善」の対義語になります。

一般的には「良くないこと、正しくないこと、道徳観念が欠如していること」などを言います。

「悪」は広く使われる言葉になり、熟語も多く存在します。

「悪人・悪事・悪意・悪質・極悪非道・悪事千里・悪態、悪女、悪玉菌、悪法、悪天候・邪悪・害悪・最悪・罪悪・悪行」などがあります。

「邪」は「よこしま」なこと

「邪」は「よこしま」なこととされます。

縦方向を正とすれば横方向にずれることは不正なこと、悪いこととなります。

「よこしま」は「横にずれている様子、不正なこと、心が真っ直ぐでなく曲がっていること」という意味になります。

熟語には「邪悪・邪教・邪推・邪険・邪道・風邪・邪気・天邪鬼・邪魔」などがあります。

「邪」は広い意味で「悪」の範疇にある言葉になります。

「悪」と「邪」で「邪悪」

「邪悪」は「悪と邪」で作られた熟語です。

どちらかというと「邪」の要素の多い言葉になります。

「心が悪意に満ちていること、悪い方向にひねくれていること、何か悪さを考えていること」などになります。

救いようのない悪人、危険な人物、ひどく偏った考えの人、自分の責任を他人に転嫁する人などが「邪悪」な心の持ち主と言えます。

「悪」と「邪」とは

「悪」は不正なこと、道徳観念がないこと、犯罪を平気で行うこと「善・良」ではないことなどを言います。

「邪」はよこしまな心のひと、ひね曲がった心の人、邪悪な人を言います。

それぞれ多くの熟語になっていて、意味も広いものがあります。

「悪・邪」は「善・良」の対義語にあたり、ネガティブなイメージの言葉になります。

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