自動車税とは、自動車を所有している人に対して、年1回支払い義務が発生する税金です。
排気量などに応じて課税され、4月から6月のあたりに支払うことが多いです。
自動車取得税は、自動車を購入したときに、その価格に応じて課税される税金です。
自動車重量税は、自動車の重さで課税額を決める税金です。
3つとも、自動車を購入・所有することで支払い義務が生じます。
自動車税とは
自動車税は、所有している自動車の排気量に応じて課税される税金です。
自動車の所有者は、各都道府県に対して納税義務が生じます。
車検の有無にかかわらず、公道を走ることができる状態において4月1日時点で所有していれば課税されます。
1年に1回の課税で、全国的には5月中が納期となっていますが、青森県と秋田県は6月中となっています。
なお、現在は2002年度から実施されたグリーン化税制によって、ガソリン車であれば新規登録から13年経過で約15%さらに上乗せの形で課税されるようになりました。
軽自動車税とは
軽自動車税とは、所有している軽自動車などに対して課税されるものです。
軽自動車税となっていますが、これはオートバイや原動機付自転車も含まれています。
自動車税同様毎年1回課税され、5月中に納付しなければなりません。
軽自動車税は、都道府県ではなく市区町村が納付先となっています。
自動車税と比べて課税額が低くなっており、一般的には自家用の軽自動車であれば1万円弱となります。
グリーン化税制は軽自動車税にもありますが、自動車税との違いは、軽自動車は13年経過で20%さらに加算となります。
自動車取得税とは
自動車取得税は、50万円を超える金額で自動車を手に入れたときに課税される税金です。
この税金は自動車・軽自動車どちらも対象となります。
取得価額の5%に課税されていましたが、2014年4月1日からは3%に変更されました。
これは消費税が5%から8%に上がったためです。
さらに、2019年10月1日の消費税10%増税にともない、現在は廃止されました。
その代わり、自動車税の中に「環境性能割」という形で取得時に課税されるものが追加されました。
自動車重量税とは
自動車重量税は、名前の通り所有する自動車の重量で課税される税金です。
自動車と軽自動車が対象で、国税の一つとなっています。
この税金が、新規登録で車検証を交付されたときや、車検を受けるときに納付義務を負うものとなっています。
自家用普通乗用車であれば0.5トンごとに年4100円が課税されます。
乗用の軽自動車であれば、重量にかかわらず年3300円からスタートし、どちらも13年経過でさらに増額されます。
いわゆる「エコカー減税」は、自動車重量税に対するものであり、環境にやさしいエコカーに乗っている人は優遇措置を受けられます。