「この世」は、今生きている現実の世の中のことです。

「現世」のことです。

英語では「this world」「this life」で表されます。

「現世」は、「現在の世の中」「げんせい」のことです。

英語では「this world」「this life」で表されます。

「現世主義」は「secularism」です。

「現世の快楽」は「temporal pleasures」「worldly pleasures」です。

「うつし世」は、「この世」「人の世」「現世」のことです。

英語では「this world」「this life」で表されます。

「この世」の意味

「この世」は、以下のような意味です。

①生きている世のことです。

「今の世」「現世」「こんじょう」のことです。

万葉集(4)に「この世には人言繁し来む世にもあはむわが背子」とあります。

②「今の代」「当代」のことです。

源氏物語(紅葉賀)に「この世に名を得たる舞の師の男ども」とあります。

③人の住んでいる世の中のことです。

「世間一般」のことです。

枕草子(40)に「あすはひの木。

この世近くも見え聞こえず」とあります。

反対語は、「あの世」です。

以下のように使います。

この世のものとは思われないほど美しい花
この世を去る
この世で結ばれぬ二人
後拾遺和歌集「あらざらむこの世の他のおもひでに・・・」

「現世」の意味

「現世」は以下のような意味です。

①現在の世の中のことです。

「この世」「娑婆世界」をいいます。

「現生」「現在生」「現在世」のことです。

落窪物語(4)に「かく現世後世嬉しき目みせつるや有りつる」とあります。

②仏教用語では、「げんぜ」と読みます。

仏教の三世の一つです。

「この世」「げんぜ」のことです。

反対語は、「前世」「来世」「後世・ごぜ」です。

以下のように使います。

来世を信じて現世の苦しみに耐える
現世利益 現世主義 現世的
現世安穏、後世善処

「うつし世」の意味

「うつし世」は、「この世」「人の世」「現世」のことです。

反対語は「隠世・かくりよ」です。

以下のように使います。

移り変わるうつし世のはかなさ
頼りなきうつし世に生きる我が身さえ・・・

<現し・うつし>
「うつし」は、以下のような意味です。

①「現実にある」「現に生きている」という意味です。

古事記(上)に「うつしき青人草」とあります。

②「意識が確かである」「正気である」「確かだ」「真実だ」という意味です。

万葉集(15)に「おくれ居て君に恋ひつつうつしけめやも」とあります。

「この世」は、今生きている現実の世の中のこと、「現世」は現在の世の中のこと、「うつし世」は、「この世」「人の世」「現世」のことです。

「この世」「現世」「うつし世」は、類語です。

「地上」「人界」「下界」「娑婆」「苦界」「肉界」は、これらの言葉の関連語です。

共通する意味は「現に生きている今の世界」です。

「この世」が一番一般的な言い方です。

「現世」は、元来仏教語です。

「げんぜ」とも読みます。

誕生前の「前世」、死後の「来世」「後世・ごせ」と対比して使われる言葉です。

「うつし世」は、文章語です。

多くの場合、「たよりないもの」「はかないもの」の意味で使われます。

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