竜巻は「大規模な渦を巻く強烈な上昇気流のこと」。

「強烈上昇渦気流」と言い換えると分かりやすい。

ダウンバーストは「被害をもたらす強烈な下降気流のこと」。

「強烈下降気流塊」と言い換えると分かりやすい。

「竜巻」と「ダウンバースト」は気流の向きが逆の現象ですが、どちらも大規模な同じような破壊的被害を起こします。

また、「竜巻」のごく小規模なものは「旋風」であり、大規模なものはアメリカの「トルネード」になります。

規模をはかる尺度はどちらも「藤田スケール=Fスケール」が使われます。

「竜巻」は積乱雲の下で発生する強烈な上昇気流の渦巻のこと

「竜巻」は強い積乱雲が起きるとその下に漏斗状の雲が垂れ下がり、地表や水上に達すると強烈な上昇気流の渦巻となり積乱雲と共に移動をします。

風速は推定で秒速100m以上とされます。

局地的なものですが、通過地域には甚大な被害をもたらすものです。

寒冷前線の通過など大気が不安定になると発生しやすくなります。

アメリカでは大規模な竜巻が発生し「トルネード」として恐れられています。

「ダウンバースト」は積乱雲の下で発生する強烈な下降気流の塊のこと

「ダウンバースト」は強い積乱雲が起きると雲の中で冷やされ重くなった空気の塊が地表に向かって落ちてくる現象で、「竜巻」と同様に甚大な被害をもたらします。

広範囲に起きることが多く、4km以上をマクロバースト、4km以下をマイクロバーストと呼んでいます。

風速は50m/秒以上と言われています。

別名を「下降噴流」と言います。

「竜巻」や「ダウンバースト」のスケールとは

「竜巻」や「ダウンバースト」の規模や強さを測る尺度は1971年にシカゴ大学の藤田哲也博士が考案した「藤田スケール=Fスケール」が使われます。

F0~F5までの6段階に分けられるもので、F0は最も弱いものでもテレビアンテナが壊れる程度とされ、最も強いF5は住宅など跡形もなくなり自動車も吹き上げられる強さとなります。

「竜巻、ダウンバースト」などの「突風」のスケールとして使われています。

「竜巻」と「ダウンバースト」とは

「竜巻」は積乱雲の下で発生する強烈な上昇気流の渦巻きのことです。

局地的で寿命も短いものが多いのですが、その強さは強烈で通過した地域は壊滅的な被害となります。

「ダウンバースト」も積乱雲の下で起きる強烈な下降気流の流れで、原因は雲の中で冷やされ重くなった空気の塊が地表に落ちてくる現象です。

広範囲に被害をもたらすものです。

これらの「突風」はFスケールでランクが表せます。

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