真理は「この世に存在する正しいこと」。

それ自体が正しいと思える物事の根本について表しています。

基本的には知識に該当するようなジャンルについて、真理と呼ぶことが多いです。

真実は「事の真相のこと」。

実際に正しいと言える状況について表しており、真相については知識ではなく、状況がどうかという点について扱われやすいです。

「真理」の意味

真理とは、この世に存在する正しいことを示しています。

非常に漠然としていますが、いわゆる知識に関して正しいとされていることを真理と呼ぶのです。

例えば、人間などをの生物はいつか必ず死ぬということは、多くが正しいと信じることができる知識でしょう。

そういったものを真理と呼んでおり、世の中の人たちの中で共有している状況と言えます。

「真実」の意味

真実とは、事の真相のことを表しており、実際に誰もが正しいと思える状況かどうかは関係なく、実際はどうであったかが問われている状況と言えます。

したがって、多くの人たちにとっては本当のことであるとは思えないような状況が真実として扱われることもあるのです。

そして、知識ではなく、状況そのものに関して使われやすい言葉です。

「真理」と「真実」の用法や用例

「世の中には真理として扱われていることが非常に多くある。

例えば、人間は言葉をしゃべるというのは、誰もが正しいと思える状況だろうし、確実に真理と呼べるに違いない。」

「あの人が犯人であるというのは間違った考え方であろう。

信じられないかもしれないが、実はこの人が犯人だったというのが真実である。

ちゃんとそれを示す証拠もあるんだ。」

真理と真実はともに正しいことを表している

真理と真実に関しては、非常に似ている言葉と評価できるでしょう。

しかし、真理は誰もが正しいと思える知識という意味の言葉で、真実は誰もが正しいと思えるかは関係なく、実際に正しいと言える状況についての言葉です。

つまり、似ているように見えて、細かい部分で両者は異なっていると言えるわけです。

したがって、適切に区別をしていきましょう。

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