氾濫は「大雨などによって、水が溢れている状況のこと」。

梅雨の時期には特定の地域によって、実際にそういったことが起き、災害につながることもあります。

決壊は「大雨などによって、水が溢れて、その結果として堤防などを破壊すること」。

水が溢れかえった結果、堤防などを壊すほどの勢いになってしまったときに決壊という言葉を使います。

「氾濫」の意味

氾濫というのは、大雨などによって水が大量に流れており、街中などで溢れかえっている状況のことを言います。

したがって、街の中に雨水が大量に存在しているような状況のときには氾濫という言葉を使うのです。

梅雨の時期になれば、全国で氾濫の状態になるような地域は割と多く見られるでしょうし、実際に観察しやすいのが氾濫です。

「決壊」の意味

大雨が降り、氾濫の状態が起きた結果、堤防などを破壊してしまうような状況が起きたときには決壊という言葉を使います。

氾濫の状況であれば、まだそこまで甚大な被害にならないようなケースも考えられますけど、決壊が起きると雨水の侵入を防ぐ手立てがないので、大量の水が街中に溢れ、甚大な被害をもたらすことがあるのです。

「氾濫」と「決壊」の用法や用例

「うちの地域、ずっと大雨で街中が氾濫している状態だよ。

外を歩こうと思えば、靴の中に常に水が入ってきて困っているんだよね。」

「ニュースでやってたけど、あの地域では大雨がすごすぎて堤防などが決壊して、街中が雨で溢れてしまっているらしいね。

災害になるかもしれないレベルみたいだから、かなり大変だと思うんだよ。」

氾濫の次に決壊がある

氾濫というのは、大雨によってもたらされる状況の第一段階と言えます。

その後、第二段階として決壊が発生する可能性があるのです。

したがって、氾濫が起きないと決壊が起きないということが言えます。

決壊まで至るケースというのはそこまでないですけど、そこまでいくと災害と言える状況になってしまう可能性があるということで、氾濫と決壊はそういうレベルや段階の違いと言えるのです。

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