即死は「何らかの死に至る原因が存在してから間もなく死ぬこと」。
外的な衝撃や毒を体内に摂り入れるなど、死に関係する原因が発生してすぐに死んでしまう状況を指すのです。
急死は「元気な状態の人が急に死ぬこと」。
死ぬとは到底思えないような素振りを見せていた人が、いきなり死んでしまうことを急死と表現していくのです。
「即死」の意味
即死とは、何らかの死に至る原因が存在してから間もなく死ぬことです。
原因が発生した後、すぐに死を迎える状況を指すので、本人としては自分が死ぬことを予感する間もなく死んでしまうケースもあります。
したがって、即死に関しては、死の原因の発生から実際に死ぬまでの時間がほとんどないようなシーンで使う言葉です。
割と見聞きする機会がある言葉でしょう。
「急死」の意味
急死とは、元気の状態の人が急に死ぬことです。
今までずっと元気だったのに、死ぬ気配を全く見せていなかったのに、突然死んでしまうことを急死と言います。
突然何らかの原因で死んでしまうという意味では、即死と同じような意味と評価できます。
即死に関しても死の原因が発生するまでは元気だったわけですから、見た目は似ていると言えるでしょう。
「即死」と「急死」の用法や用例
「今回の交通事故で、被害者は即死だったみたいだな。
強い衝撃を受けて、そのまますぐに死んでしまったらしい。
それだけ大きな事故だったということだろう。」
「なぜあの人は急死してしまったのか。
ちょっと前まで元気だったのに、死ぬ雰囲気なんて全く感じなかったのに。
本当に人生というのは何が起きるのか分からないものだ。」
即死も急死もいきなり死ぬこと
即死と急死に関しては、どちらも死ぬ雰囲気がなかった人がいきなり死んでしまう状況を指しています。
したがって、割と似た意味の言葉と言えるでしょう。
ただ、即死に関しては死の原因の発生から死ぬまでの時間はわずかであるのに対して、急死に関してはより長い状況と言えるでしょう。
したがって、急死の場合には、本人が自分が死ぬことを予感できるケースが多いはずです。
