事件は「日常の出来事とは違う、特別な出来事のこと」。
一般的には悪い意味で使われることが多いです。
日常的に頻繁に耳にする言葉と言えるでしょう。
事変は「非常事態や騒乱のこと」。
日常の中で起きるものとは違う、珍しい出来事を指します。
事件との違いは非常に微妙ですが、比較的規模が大きい出来事、政治などにかかわる出来事に対して使われることがあります。
「事件」の意味
事件とは、日常の出来事とは違う、特別な出来事のことです。
日常生活の中ではいろいろな出来事が数多く発生しますが、日常的に起きる出来事ではない、滅多に起きないようなものを事件と表現することが多いです。
そして、特にマイナスイメージがある出来事に関して、事件という言い方をしていきます。
したがって、事件とは悪い出来事という言い方が可能です。
「事変」の意味
事変とは、非常事態や騒乱のことです。
日常的に起きるものではなく、たまにしか起きない出来事を指し、事件同様にマイナスイメージが強いものに対して使います。
事件と比べると規模がより大きいもの、そして政治にかかわるような出来事に対して使うことが多いです。
ただ、事件と比べると事変という言葉を聞く機会はかなり少ないです。
「事件」と「事変」の用法や用例
「この街で殺人事件が起きるなんて思わなかったよ。
滅多に起きるものじゃないから、油断していたけど、ついにこの辺でも発生してしまったのね。」
「歴史上、事変という言い方をする出来事は政治にかかわるような大きなものが多い、満州事変、上海事変、甲州事変などが代表的だ。
いずれも日本史や世界史で習う出来事だろう。」
事件と事変の差は微妙
事件も事変も日常で経験することがないような、珍しい出来事を指しており、どちらかというとマイナスイメージが強い出来事に対して使う傾向にあるでしょう。
ただ、事件という言葉は日常的によく耳にすることが多いですけど、事変という言葉はあまり聞く機会がないでしょう。
歴史的にも使われたことはあまり多くありませんから。
