履くは「足先に身に付けること」。
靴などを装着させる際に使う言葉と言え、基本的には足先に関係するアイテムを使用するシーンでのみ使うことができる言葉です。
穿くは「足を通して衣服などを身に付けること」。
基本的にはパンツ、ズボン、スカートなど、衣服に該当するものを身体に装着するときに穿くという言葉を使います。
「履く」の意味
履くとは、足先に身に付けることです。
基本的には靴に該当するものを身体に装着させる際に使うことが多いです。
対象となる部位が足先だけなので、履くを使用するシーンはかなり限られます。
靴の他に靴下、スリッパなどでも使えますけど、日常生活の中では靴に対して使うケースが圧倒的に多いと言えるので、そこは覚えておきましょう。
「穿く」の意味
穿くとは、足を通して衣服などを身に付けることです。
基本的に足を通して身体に装着させるときに穿くを使います。
だから、一般的にはボトムスに当たるものを身に付ける際に使うケースが圧倒的に多いです。
ただし、下半身に身に付けるものに対して使うので、上半身に身に付けるものに関しては穿くを使うことはまずありません。
「履く」と「穿く」の用法や用例
「この前買った靴なんだけどさ、思ったよりもサイズがきついんだよな。
だから、毎回履くのが大変で困っているんだよ。
もう少し大きいのを選べば良かったかもしれない。」
「最近、ズボンを穿く動作が辛いよ。
片足で立つときにどうもバランスが崩れやすくなってしまうんだ。
足腰が弱くなってきているのかな。
ちょっと鍛えてみようかな。」
履くと穿くは足の部位の違い
履くと穿くは細かい違いがあるのみであって、かなりややこしい言葉であると言えるでしょう。
履くは足先に身に付けるものに対して使い、穿くは足全体を通して身に付けるものに対して使います。
そういった部分での違いがありますが、どっちも足であることには変わりないので、細かい部位で違いはあるものの、混同しやすいと言えます。
