「冗長・じょうちょう」は、くだくだしく長いことです。
英語では「wordiness」「verbosity」「prolixity」で表されます。
「不必要に言葉が多い」という意味の場合「wordiness」を使います。
「くどくて冗漫な」という意味の場合「verbosity」です。
「散漫で長ったらしい」という意味の場合「prolixity」です。
「冗長な文体」は「a verbose style」です。
「彼の冗長な話にうんざりした」は「His long-winded speech bored us stiff. 」です。
「冗漫・じょうまん」は、くだくだしくてしまりのないことです。
英語では「verbose」「diffuse」「long-winded」で表されます。
「言葉の多い」という意味の場合「verbose」を使います。
「散漫な」という意味の場合「diffuse」です。
「長ったらしい」という意味の場合「long-winded」です。
「冗漫な演説」は、「a diffuse speech」「a long-winded speech」です。
「冗漫な説明」は「a verbose explanation」です。
「冗長・じょうちょう」の意味
「冗長・じょうちょう」は、文章・話などが長たらしく無駄が多いことです。
くだくだしく長いことです。
以下のように使います。
冗長な文章だ 話が冗長だ 冗長度
☆冗の漢字
字義は「むだ・あまる」「みだれる」「わずらわしい」です。
解字では、「冖(宀)+几(儿)」で構成されます。
「冖(宀)」の部分は「家屋」の象形です。
「几(儿)」は「人」の象形です。
「農事がなく人が暇で屋内にいるさま」を表し「ひま・あまる」を意味します。
「冗漫・じょうまん」の意味
「冗漫・じょうまん」は、表現や構成に無駄が多く、だらだらとしてしまりのないことです。
冗長で散漫なことです。
くだくだしくてしまりのないことです。
以下のように使います。
彼の文章はいつも冗漫だ 冗漫なあいさつ 冗漫な演説 冗漫な説明
☆漫の漢字
字義は「ひろい」「はびこる・みなぎる」「みだり・かってきまま」「みだりに」「けがす」「そぞろ」です。
解字では、「?(水)+曼」で構成されます。
「曼・まん」の部分は「どこまでも伸びる」を表します。
これらにより「どこまでも伸びる広い水」を表します。
転じて「しまりのない・みだりに」を意味します。
英語の関連語
☆drawn
形容詞の意味は「引かれた・引き伸ばされた」「抜かれた・はらわたを抜かれた」「引き分けの」という意味です。
「やつれてげっそりした顔」は「a drawn and haggard face」です。
☆drawn-out
「drawn-out」は「long-drawn-out」と同じ意味です。
「長々と続く」「時間のかかる」という意味です。
「長い会議」は「a drawn-out meeting」です。
☆long
原義は「時間的・空間的に長いこと」です。
形容詞の意味は「距離が長い」「時間が長い」「長さ」「長ったらしい・退屈な」「大きい・たっぷりの」「遠くまで達する」「じゅうぶんにある」
「音が長い」「証券などの買に立っている」です。
「彼は長々としゃべった」は「He made a long speech. 」です。
「冗長・じょうちょう」 はくだくだしく長いこと、「冗漫・じょうまん」はくだくだしくてしまりのないことです。
「冗長・じょうちょう」「冗漫・じょうまん」「長たらしい」「長々しい」は、類語です。
「便々」は、これらの言葉の関連語です。
共通する意味は「ものの言い方や文章が、不必要に長いさま」です。
「冗長・じょうちょう」と「冗漫・じょうまん」は、長くてだらだらし、しまりのないことです。
「長たらしい」は「長ったらしい」ともいいます。