失脚は「権力者の意向で地位を追われること」。

「降格」と言い換えると分かりやすい。

失墜は「地位や信用・名誉などがなくなること」。

「下落」と言い換えると分かりやすい。

失脚は独裁国家で起き易く、独裁者の意向で、その地位をはく奪されることですが降格ではなく多くの場合命が亡くなります。

失墜は何らかの原因により、社会的地位が亡くなること、信用が落ちること、権威がなくなることなどを言います。

「失脚」は権力者の意向

「失脚」は地位を追われ降格されることですが、秘密裏に処刑されることがあります。

独裁者の意向に逆らうか、独断で何かをするか、指示されたことに失敗するか、職務がうまく遂行できないなどで、序列から排除されてしまうことです。

自由主義国家ではあり得ないことでも社会主義や独裁主義国家では日常的に起きることなのです。

「失墜」は落ちること

「失墜」は勢いがなくなり落ちることですが、社会的地位や信用・名誉などにも使われます。

「失脚」のように他からの命令や意向と言うものは無く、ある不祥事や事件などにより地位・信用・名誉がなくなることです。

「独裁大統領は遂にその地位から失墜した」「不祥事を起こした食品会社は信用が失墜した」「セクハラで訴えられた市長は権威が失墜した」などと使います。

「失脚」と「失墜」は結果が同じ

「失脚」すると地位は落ち場合によっては処刑となります。

「失墜」は社会的地位を失うということは同じですが、「失脚」は人に限定されるのに対し、「失墜」は地位や信用・権威など状態のことを言います。

「独裁国家は独裁者の意向に反するものは処刑し、権力基盤を固める」「政策の失敗で不動産価格が上昇し、国家の威信は失墜した」などと使います。

「失脚」と「失墜」とは

「失脚」は人に使い、独裁者の意向に反することにより、その社会的地位が奪われ抹殺されることです。

社会主義国家や独裁国家ではあり得ることですが、自由主義国家ではあからさまには起きません。

まずいことがあれば穏やかな「更迭」処分となるのです。

「失墜」は人ではなく信用や権威などのことで、人の行う不祥事などが原因となります。

おすすめの記事