おかしさは「おかしいこと」「感情」と言い換えると分かりやすい。

おかしみは「おかしさから得られる趣のこと」。

「滑稽さ」と言い換えると分かりやすい。

「おかしさ」も「おかしみ」も形容詞「おかしい」から出た派生語・名詞になります。

「おかしさ」は単純に笑うという感情のこと、「おかしみ」は笑うことができる滑稽さやボケなどのことです。

「おかしさ」はおかしいこと

「おかしさ」はおかしいという感情のことです。

「笑えること」と言っても良いかも知れません。

「落語には何等かのおかしさが必ずあるものだ」「あまりのおかしさに大笑いをした」「おかしさは笑えること」「おかしさを堪えていたが限界だ」「おかしさは普通と違う様子も言う」「何かおかしさを感じる」「おかしさは変なことも言う」などと使います。

「おかしみ」は「おかしさ」を創るもの

「おかしみ」は「おかしさ」の具体的なものを言います。

滑稽さや馬鹿々々しさ、くだらなさ、笑えるもの、ボケ、とぼけ、笑いの趣、ユーモア、洒落などを言います。

「もう少しおかしみが欲しいな」「おかしみのない話だった」「おかしみを感じる人はユーモアのセンスがあるのだろう」「狂言はおかしみの芸術だ」などと使います。

「おかしさ」と「おかしみ」は少し異なる言葉

「おかしさ」と「おかしみ」は似ていますが、少しニュアンスが異なるものです。

同じ形容詞「おかしい」から派生した言葉ですが、別の言葉になる理由があるのです。

「み」は「味」ですから、「おかしさ」から得られる「味・趣」のことなになります。

昔の人が言った「をかし」という「趣のある様子」と共通しているかも知れません。

「おかしさ」と「おかしみ」とは

「おかしさ」は形容詞「おかしい」の名詞化した言葉のことです。

「おかしい様子・笑えること」などで「おかしい」という感情の単なる名詞です。

「おかしみ」は「おかし味」ですから、「おかしさを引き起こすもの・おかしい趣・おかしい味」などのことです。

具体的には滑稽さ、ボケ、ユーモアなどのことです。

「売れているお笑い芸人は、何も言わないでもおかしみを感じる存在だ」などと使います。

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