寂しいは「静寂を表すような状況のこと」。

特定の状況に関して静寂さを感じるようなときに寂しいという表現を使うのです。

淋しいは「涙が出るような気持ちのこと」。

主に人間の気持ちに関して、孤独などのさみしさを感じたときに使う言葉です。

孤独感を表現するときに使える言葉と言えますから、一般的なさみしさを表す表現と言えます。

「寂しい」の意味

寂しいというのは、特定の状況に関して感じるさみしさということになります。

主に静けさが漂っているような状況に関して使い、静寂な雰囲気に関してさみしさを感じてくるということです。

周囲に状況に対して使うので、自分が孤独であるとか、そういった部分とは違った気持ちを表すときには淋しいという言葉を使うということになっているのです。

「淋しい」の意味

淋しいというのは、人間か感じる悲しい気持ちに近い意味合いでの淋しいです。

孤独感をさみしいという表現することがありますけど、そういった感覚になったときにはこちらの淋しいを使います。

したがって、多くの人が使う一般的な意味合いでのさみしいという意味合いになるので、こちらの淋しいの方が使用頻度は高いと言えるのです。

「寂しい」と「淋しい」の用法や用例

「このあたりの街の雰囲気は常に静寂さが漂っているのが特徴だ。

うるさいよりはマシだが、車の音すらほとんど聞こえないほど静かで、寂しい雰囲気を感じる。

「最近人とあまり会っていない。

そのせいか妙な淋しさを感じてしまう。

やはり人間にとって孤独というのは苦痛の対象なんだろう。

淋しさを紛らわす方法を考えないとな。

寂しいと淋しいの違いは実は明確にある

同じ読みのため、漢字が違っても同じような意味じゃないのか?と思っている人は多くいますが、寂しいと淋しいは明確な違いがあります。

寂しいは周囲の状況に対して感じるさみしさであり、淋しいは自分の状況に関して感じるさみしさということになるので、対象が何かという点において寂しいと淋しいという言葉には大きな違いがあります。

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