「国内における問題だけではなく、外国からの脅威にもさらされている状況」という意味で、内憂外患というのは内と外の両方に懸念材料がある状況ということです。

一般的には国内と国外における問題点を示す言葉なので、政府に対して使うことが多いです。

だから、日常生活の中で内憂外患という言葉を使用するシーンなかなかないと言えます。

「内憂外患」の意味

内憂外患というのは、国内の問題だけではなく、外国からの脅威にさらされているという状況になります。

現代は必ずしもそういった状況が確認されるわけではないですけど、昔は世界中の多くの国でそういった状況がありました。

日本も実際に外国からの脅威にさらされた時代があり、戦争も経験しましたから、現代では当てはまりづらいものの、過去には内憂外患の状況は世界中の国であったと言えます。

「内憂外患」の使い方

内憂外患というのは、現在よりも過去において使われる機会が多かった言葉であると言えます。

そういう意味では、例えば過去の日本について語るとき、特に日本の歴史について語るときには内憂外患という言葉をよく使うと言えるでしょう。

日本が諸外国の脅威にさらされていたことが日本史を学ぶと分かりますが、そのときには内憂外患という言葉を使うことができます。

「内憂外患」の例文

「昔、世界中で帝国主義という状況が存在し、自国以外の国を植民地にしたりして、自国のために利用していたような状況がありました。

帝国主義では、植民地にする側とされる側があったわけで、される側の国からすれば国内の問題のみならず、外国からの脅威という問題もあったわけで、まさに内憂外患の状態にあったと言えるのですね。」

内憂外患は一般的にはあまり使わない言葉

内憂外患というのは国内の問題のみならず、外国からの脅威などの問題もないといけません。

国内の問題は現代においても世界中のいろいろな国であるでしょうけど、外国からの脅威という点は必ずしも当てはまらない状況です。

昔と比べると世界は平和のため一致団結している側面があるので、皆無ではないものの、脅威を感じるシーンはあまりないです。

したがって、一般的には内憂外患を使うシーンはかなり限られるでしょう。

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