フランス語で「誇張する」「変形する」という意味の言葉で、美術作品などでオリジナルの原型を誇張、変形して表現する方法として用いられています。

古くは古代エジプト美術にもデフォルメの手法を見ることができますが、近代の絵画において盛んに用いられるようになりました。

現在は絵画や彫刻のほかイラストレーション、アニメなど幅広く使われています。

「デフォルメ」の意味

対象物を変形させたり、誇張させることでオリジナルの持つ特徴を大胆かつ分りやすく、リアルの表現する手法です。

古くはエジプトの壁画や日本の土偶などにもその萌芽を垣間見ることができます。

近代以降の絵画や彫刻などで広く用いられるようになり、日本の浮世絵もデフォルメの好例といえそうです。

写実的な作品と抽象作品の中間的な立ち居地にあります。

「デフォルメ」の使い方

似顔絵を描く場合は、顔の細部まで精密に模写するよりも、デフォルメの手法を用いた方が、その人の特徴やイメージをよりリアルに表現できることが多いです。

デフォルメする場合は、どの部分を誇張するかをうまく判断するのが成否のポイントですが、センスに頼る部分が大きく、練習や経験だけでは上達が難しいかもしれません。

「デフォルメ」の例文

浮世絵は、デフォルメの技法がふんだんに使われている芸術作品です。

歌舞伎役者の大きな顔と、それに比べると極端に小さな手で役者の迫力を表現するなどその手法はヨーロッパにも飛び火し、ゴッホやゴーギャンをはじめ西欧の多くの芸術家達に大きな影響をもたらしました。

当時の浮世絵は大衆娯楽のひとつでした。

このように日本では古くからデフォルメの手法が一般庶民にも広く親しまれていたようです。

「デフォルメ」の可能性

デフォルメの手法自体は古代から存在していましたが、日本の浮世絵により世界中に広まっていったという面も見逃せません。

日本独自の浮世絵のデザインは、現代の漫画、アニメにも脈々と受け継がれています。

主人公を威嚇する悪役を極端に巨大に描いたり、バットに当たるボールをぐにゃりと曲げて描くといったデフォルメなど様々な手法が編み出されています。

おすすめの記事