「ゆっくりと丁寧にしている余裕はないけど、とりあえずお礼の言葉を述べておく」という意味で、丁寧に述べている時間的な余裕がないため、お礼の気持ちを端的に言っておくという意味の言葉になります。
本当はもっと丁寧にお礼をしたいのだが、それができない状況を残念に思いながら、そういう気持ちがあるんですよ?ということを伝える意図で使うのです。
「取り急ぎお礼まで」の意味
取り急ぎお礼までというのは、もっと丁寧にお礼をしたいという気持ちはちゃんとあるが、そういうことをしている時間的余裕がないので、今はそれができないから、お礼をしたいという気持ちを持っていることだけ述べるという意味になります。
お礼をする際の省略の形になると言え、本当にそういう時間的余裕がないときに使うのです。
「取り急ぎお礼まで」の使い方
取り急ぎお礼までという言葉は、いろいろな機会で使っている人は実際いますけど、どういったときでも使用できる言葉とは言えません。
ちゃんとシーンを選ぶ必要があるのです。
特に重要なのは目上の人たちに対しては使うべきではないということです。
そういった人たちに対して使うと、確実に印象が悪くなり、自分にとっても不利な状況になる可能性があるのです。
「取り急ぎお礼まで」の例文
「今回は本当にありがとうございました。
おかげで助かりました。
時間がないので、取り急ぎお礼までとさせていただきたいと思います。
後日、改めてお礼をしたいと思っていますから、再びお伺いさせていただこうと思っています。
本当はもっと丁寧にお礼をしたいのですが、今日は本当に申し訳ありませんが、これで失礼いたします。」
取り急ぎお礼までは日常で普通に使う
取り急ぎお礼までというのは、目上の人に対して使うことはあまりおすすめできないものの、日常の中で普通に使う言葉であると言えるでしょう。
お礼をしたいけど時間がないというケースは普通に考えられるので、そういうときに使用する言葉として、ある程度の頻度で使うという可能性が考えられるので、意味はちゃんと知っておくことをおすすめします。