「先勝」とは「せんしょう」と読み、2つの意味があります。

ひとつは、何回も行う試合で、まず最初に勝つこと。

もうひとつは、六曜のひとつで、「せんかち」とも言うものです。

野球などのスポーツが好きな人には前者の方が馴染みがあるかもしれませんが、一般的な感覚からすると、むしろ後者の意味で捉える人が少なくないかもしれません。

六曜は迷信だとも言われていますが、結婚式に大安を選んだり、葬式に友引を避けたりすることは、今でも普通に行われています。

「先勝」の使い方

前述のように、「先勝」には、最初に勝つことと、六曜の一つという2つの意味がありますが、前者の意味では、何回も行う試合について用いるため、1度しか戦わないことについて、例えば「決勝戦に先勝する」というような使い方はしないことになります。

また、後者の意味で用いる場合は、名詞として用い、前者のように「先勝する」というような使い方をすることはありません。

「先勝」の例文

「阪神が巨人に逆転先勝した」
「欧州チャンピオンズリーグで先勝をあげたサッカーチーム」
「卓球男子、日本が第一試合を落とし中国が先勝」
このように、「先勝」は、「何回も行う試合で、まず最初に勝つこと」という意味では、スポーツに関する用例が多いでしょう。

「明日は先勝だと気が付き、なんとなく、午前中に用事を済ませたい気がした。」

「先勝」の意味と使い方

以上、「先勝」の意味と使い方について述べてきました。

「先勝」は、「せんしょう」と読み、最初に勝つことと、六曜の一つという2つの意味がありますが、前者の意味では、それが何回も行う試合であるという前提があります。

一度しか行わない試合については先勝と言わないので、注意が必要です。

また、後者の意味では、午前を吉、午後を凶とする日のことで、「せんかち」とも言います。

六曜は、冠婚葬祭などにおいてまだ広く使われている考え方なので、一般常識として、知っておくとよいでしょう。

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