卑屈は「自分のことを悪く言う、蔑んだり必要以上に低く評価すること」。

自分のことを悪い言い方しかしないような性格のことを指しています。

謙虚は「自分のことを控えめに表現すること」。

悪く言っているわけではなく、そんなに高く評価していないという状況になります。

控えめな性格というのが最もしっくりくる表現ではないか?と思われます。

「卑屈」の意味

卑屈とは、自分のことを自分で悪く言うような、自虐的な側面が見られる性格のことです。

必要以上に低く評価したり、自分は価値がない人間のような発言をすることが目立ちます。

本人の雰囲気から若干の悲壮感のようなものが感じ取れるようなときに使うことが多いです。

暗いイメージを想起させるような性格と表現できるのです。

「謙虚」の意味

謙虚とは、自分のことを高く評価しない控えめな性格のことです。

控えめなだけで、自分のことを悪く言ったりはしません。

したがって、周囲から見たときには好意的な状況に見えることが多くあります。

また、謙虚というのは暗い雰囲気もありませんし、和やかな状況に見えるということも多々あるので、そういったところは違いになります。

「卑屈」と「謙虚」の用法や用例

「卑屈な性格の人を見ていると、なんだかこっちまで暗い気分になってしまうんだよな。

なんでこんなにネガティブ思考なんだろう?と不思議でしょうがないよ。」

「謙虚な性格をしていると、人気が出るよな。

基本的に人間は傲慢な態度の人が嫌いなところがあるから。

謙虚な性格をしているだけで、魅力的な人に見えてくるのだろう。」

卑屈と謙虚は程度の差とも言える

卑屈と謙虚という言葉は若干似ているような面もありますけど、同じとは言えないです。

自分のことを高く評価しないという点は同じですけど、卑屈は度が過ぎるほどに低く評価している状況と言えます。

謙虚は低く評価しているといっても、そこまでのことではないので、卑屈と謙虚というのは単なる程度の差ということも言えるでしょう。

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