蟄居閉門は「家や部屋に閉じこもって外出しないこと、外出が自由にできない刑罰のこと」。

どちらの意味でも使いますが、後者の場合には江戸時代に実際に存在していた刑罰を指しているのです。

蟄居屏息は「家にこもったまま、じっと隠れている状況であること」。

蟄居閉門と意味は似ていますが、刑罰としての意味はないので、そこは覚えておく必要があります。

「蟄居閉門」の意味

蟄居閉門とは、家や部屋に閉じこもって外出しないこと、外出が自由にできない刑罰のことです。

現代で言えば懲役刑に近いような状況ですけど、あくまでも家や部屋から出られない刑罰なので、若干状況は違います。

また、刑罰以外のケースでも使用できる言葉ですから、そこに関しても理解をしていかないといけません。

ひきこもりのようなケースでも使えるのです。

「蟄居屏息」の意味

蟄居屏息とは、家にこもったまま、じっと隠れている状況であることです。

蟄居閉門と状況は似ていると言えるものの、こちらは隠れている状況なので、意図的にそういったことをしていると言えるでしょう。

誰かに見つかってはいけないと言えるような場面において使われる言葉なので、蟄居閉門とは使用するシーンに違いがあると言える可能性が高く、そこを覚えておくといいです。

「蟄居閉門」と「蟄居屏息」の用法や用例

「昔の日本は蟄居閉門という刑罰があった。

これは現代では懲役刑のようなものかもしれないが、厳密には違う。

自由が奪われているという点では同じとも言えるがな。」

「現代のひきこもりのような存在は以前は蟄居屏息と言われていた。

家にこもったまま全く出てこない状況だからな。

何らかの理由で隠れていないといけなかったんだ。」

蟄居閉門と蟄居屏息は同じような状況を表している

蟄居閉門と蟄居屏息に関しては、そこまで大きな違いはありません。

どちらも家などにこもりっぱなしの状態であり、そこから出てくることがないといった意味で使っていくのです。

したがって、両者は同じような意味で使用できる言葉と言えます。

ただ、蟄居閉門については刑罰としての意味もあるので、そこに関して知っておくといいです。

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