「もってのほかである」、「話にならないほど正しい道からずれている」といった意味があります。

元は仏教用語であり、基本的には論外であるといった言葉と同じような意味になります。

この言葉は使う側の気持ちとしてかなり呆れたような感情を読み取ることができ、怒りの気持ちが含まれているという推測もできるのですが、実際に使われるケースはかなり限られてきます。

「言語道断」の意味

言語道断というのは、話にならないような状況、明らかに正しい道からずれているようなケースにおいて使う言葉です。

呆れの気持ちが含まれていると言え、実際に使われるケースはそこまで多くはないでしょう。

元は仏教用語で、言葉に出すなんてとんでもない、言葉に表すことができないという意味から、現在のようなもってのほかであるといった意味に変わったのです。

「言語道断」の使い方

言語道断という言葉は元は前向きな意味でした。

言葉にできないほどに素晴らしいとか、そういった意味だったのですが、現在では言葉にするまでもなく酷い状況であるといった意味で使われることが多く、言語道断は後ろ向きの意味で使われることが多いです。

したがって、実際に言語道断を使う際には否定する意味合いで使うということになるのです。

「言語道断」の例文

「普段の日に遅刻することはもちろんですけど、明日は大切な商談の日なので、遅刻は絶対に許されません。

仮に明日遅刻するようなことがあれば言語道断です。

社会人としての資質に問題あり、社会人として働く自覚に問題ありと判断されても仕方ありません。

そういった気持ちをちゃんと持って、明日の大切な日を迎えるようにしてください。」

言語道断は元々は前向きな意味だった

言語道断という言葉は現在では完全に後ろ向きの意味、否定的な意味で使われている言葉ですけど、元々はいい意味で使われていた言葉で、前向きな意味があったのです。

そういった言葉は世の中にいくつかありますけど、言語道断もその1つということになります。

言語道断という言葉を使う際にはそういったことも覚えておくと良いでしょう。

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