「特定の権力者の一言で物事が決したという状況」という意味で、何かしらの決定をしないといけないときに、議論がまとまらず、永遠に決する気配がないようなシーンにおいて、権力者の一言ですべてが決まってしまうような状況を指しています。

権力者が言うことなのであれば、周囲の人間は逆らうことがしづらいので、それに従うという状況になりやすいです。

「鶴の一声」の意味

鶴の一声というのは、権力者の一言によってまとまらない議論が終結を迎え、結論に至るという状況を指しています。

普通に議論などをしていても話がまとまらない、何も決まらないということがあるはずですが、そういったときには最終手段として、明らかに偉い人、立場的に高い人の意見を優先することがありますけど、それが鶴の一声と言える状況です。

「鶴の一声」の使い方

鶴の一声という言葉は、どんな場面でも使えますけど、一般的には会社内などのケースが多いです。

社内会議をしているけど何も決まらない、結論に至らないという状況が確認されたことで、社長などが独断で決めてしまうようなシーンがあります。

社長の言うことならばということで、多くが尊重してくれるので、その場は丸く収まるということです。

「鶴の一声」の例文

「プロジェクトの責任者を誰にするか?という話し合いが行われましたが、全く決まらず、議論は時間だけが経過していきました。

そういった状況の中で、社長がやってきて、その社長の鶴の一声によって責任者が決まり、議論は終わったのです。

こういった結果になったのであれば、最初から社長に決めてもらえばよかったのかもしれないです。」

鶴の一声は周りの人間が使う

鶴の一声というのは、特定の権力者の一言ですべてが決まるようなシーンにおいて使いますけど、権力者が自ら使うことはありません。

基本的には周りにいる人間が、権力者が全てを決めた光景に対して、鶴の一声だという言葉を使うことになるのです。

だから、権力者ではない人間が、周りの人たちが使う言葉であるというのは覚えておきましょう。

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