日本語では「評価」や「査定」といった意味になります。

英語では「Assessment」と書き、動詞「Assess」の名詞形となります。

1540年頃に使われ始めたのが起源と言われていて、当時は税金の査定をする場面などで使われたそうです。

現在では税金の査定のほか、国際規格や法規制への対応の評価にも使われることが多いです。

「アセスメント」の意味

アセスメントの意味は、「対象となる物事を注意深く評価し、ある基準に則り判断を下すこと」です。

物事の評価を行う英語というと、例えば「review」や「estimate」などがありますが、これらと比べた場合の違いに着目すると、最も厳格な評価になります。

評価の目的、評価対象、評価基準など、評価に関わる多くのことが厳格に決まっている場合を指します。

「アセスメント」の使い方

身近な例でいうと、例えば「ISO9001」などの国際規格を満たしているかどうかの評価作業などはアセスメントの代表例と言えるでしょう。

国際的な規格だけでなく、各国の法規制に対する批准状況の評価や社内基準の達成評価なども当てはまります。

これらは、「どのようにして評価対象を設定するのか」「どのような観点で評価すればよいか」「どれくらい評価基準を満たしていれば合格なのか」ということが明確に決まっています。

また多くの場合は、これらに追加して「評価者の条件」「評価のためのツール」といったことも決められています。

「アセスメント」の例文

(1) 地球環境への配慮している企業であることを社会にアピールするために、ISO9001のアセスメントを受ける。

(2) 来年発売予定の新製品の安全性が外部に対して説明可能であることを示すために、ISO26262のアセスメントを実施する。

(3) 品質問題が問題になっているため、社内の品質アセスメントの基準を厳しくした。

まとめ

辞書をみると単に「評価」「査定」という単語しか出てきませんが、「厳格な評価」を指すことは伝わったでしょうか。

重要なことは「評価結果に説得力があること」です。

素人や身内の人がその人の基準でおこなった評価では、多くの人は結果を信用できません。

公正さを担保するために、いろいろと厳密なルールを定めて、不正やバラつきをできるだけ抑えられるように評価を行います。

そのぶん実施するには準備や費用が多くかかってしまいますが、多くの人に対して説明できる評価結果というものはそれだけ重要だということですね。

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