モラルハザードは「特定の危機を回避するための策を万全にすることで、油断が生まれて危機が発生しやすくなってしまうこと」。

要するに油断によって、危機意識が薄れて、重大な事件や事故が発生する確率が高まってしまうケースで使っていく言葉です。

デカダンスは「退廃的、倦怠的な状況であること」。

社会全体において特定の意識が薄らいでいくような光景に対して使っていきます。

「モラルハザード」の意味

モラルハザードとは、特定の危機を回避するための策を万全にすることで、油断が生まれて危機が発生しやすくなってしまうことです。

危機的状況を回避するための策を万全にとることで、危機的状況に対する意識が軽薄になってしまうケースで使います。

要するに退廃的な状況を生むという言い方が可能なのです。

特定の状況に対する意識が薄らいでしまうことは、基本的には望ましくないと言えるでしょう。

「デカダンス」の意味

デカダンスとは、退廃的、倦怠的な状況であることです。

モラルハザードと比較するとかなりアバウトな意味となっていますが、モラルハザードと同様の意味で使うことが可能です。

意識が軽薄になるという点は退廃的と解釈することも可能で、まさに不健全で廃れてしまっている状況になります。

デカダンスについては、ここに関して特に知っておくといいと思われるのです。

「モラルハザード」と「デカダンス」の用法や用例

「社会に危機意識が高まっても、結局モラルハザードと言えるような光景が広がれば、それは意味がない。

みんなが油断している状況となるわけだからな。」

「社会において、特定の意識がどんどん薄れていく、退廃的となっていくようなデカダンスの状況になると、かなり不健全で望ましくない光景が広がっていると評価できるだろう。」

モラルハザードとデカダンスは似たような意味として使える

モラルハザードとデカダンスは意味はやや似ていると言えるでしょう。

モラルハザードについては、社会の中において危機意識が廃れていく、薄らいでいくという意味ですけど、デカダンスは社会の中で退廃的な雰囲気が漂い、特定の意識が廃れるという意味になるのです。

デカダンスの方がやや曖昧な感じですが、両者は同じような意味で使うことが可能でしょう。

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