炭酸カルシウムは「組成式CaCO3のカルシウム炭酸塩のこと」。

「石灰岩」と言い換えると分かりやすい。

塩化カルシウムは「組成式CaCL2のカルシウム塩化物のこと」。

「融雪剤」と言い換えると分かりやすい。

「炭酸カルシウム」は炭素と酸素とカルシウムで出来た石灰岩のことです。

多くの用途があります。

「塩化カルシウム」は融雪剤として使われます

「炭酸カルシウム」は石灰岩

「炭酸カルシウム」の用途は広く、身近なものではチョークがあり、肥料や農薬、填料、研磨剤、食品添加物、化粧品、医薬品など広範囲の用途があります。

酸素を取り除いた「酸化カルシウム」は「消石灰」と呼ばれています。

自然界では卵の殻、大理石、鍾乳石、貝殻、珊瑚などがそうです。

「炭酸カルシウム」は温暖化対策として人工珊瑚による二酸化炭素ガスの削減に利用される研究があります。

「塩化カルシウム」は融雪剤

「塩化カルシウム」は融雪剤や豆腐のにがり、除湿剤、食品添加物、土ぼこり防止などに利用されます。

炭酸ナトリウムを製造する際に副産物として発生します。

また、塩酸と水酸化カルシウムの中和反応で出来る塩が「塩化カルシウム」です。

水に溶けると発熱することから融雪剤に使われます。

また、海水に多く含まれているため、塩害の原因となります。

「カルシゥム」は様々なものと化合

「カルシウム」は「炭酸カルシウム」や「塩化カルシウム」だけではなく、化合をして多くのものになります。

他にも「水酸化カルシウム」「酸化カルシウム」「硝酸カルシウム」など「~カルシウム」と言う化合物は50以上に上ります。

危険なものとして「カルシウムと水」の反応では石灰の「水酸化カルシウム」ができますが、同時に「水素」が発生します。

「炭酸カルシウム」と「塩化カルシウム」とは

「炭酸カルシウム」は自然界にも存在し、「骨・卵の殻・貝・珊瑚・石灰岩」のことです。

「塩化カルシウム」は「融雪剤やにがり」となります。

それ以外の用途は様々で、特に「炭酸カルシウム」の用途は工業分野で多岐に亘ります。

「塩化カルシウム」は水に溶けると発熱するために「融雪剤」に使われます。

製品は「炭カル」や「塩カル」などの略称で馴染みのあるものです。

おすすめの記事