消耗は「使用して無くなること」。

「消化」と言い換えると分かりやすい。

減耗は「使用して減ること」。

「減少」と言い換えると分かりやすい。

「消耗」は「消」の文字の通り「使ったため無くなること」です。

「減耗は」「減」の文字の通り「使ったため減ること」です。

「耗」という字はもともと「禾偏」でしたので「小粒の稲」で「減る」と言う意味になりました。

「耗」は後に変化した字です。

「消耗」は無くなること

「消耗」は「減って無くなる」という意味で「使うことにより無くなる」ことです。

「気力を消耗する」「この試合は互角なので、体力と気力の消耗戦となる」「暑い夏は体力の消耗が激しい」「この夏は電力の消耗に警報が出そうだ」「普段良く使う消耗品は在庫が必要だ」「登山に体力を消耗してしまったら下山が困難になる」などと使います。

「減耗」は減ること

「減耗」の「減と耗」はともに「減る」という意味の漢字です。

「使うことで減る」ということです。

「減耗」は簿記で良く使われます。

「棚卸減耗は帳簿と実地棚卸との差のこと」「減耗損失」「減耗率」「減耗損」「減耗処理」「減耗費」「固定資本減耗」「減耗分」などと使われます。

「資産価値が減耗した」「固定資産の減耗を毎期費用計上する」などと使います。

「消耗」も「減耗」は原因があるから起きること

「消耗」は気力や体力、物などを使うことで起きることです。

「減耗」も「減ること、減らすこと」で原因になることがあります。

「消耗」は使用するという原因により無くなることです。

「体力の消耗は動くから」「気力の消耗は疲れるから」「消耗品が無くなるのは使うから」「消耗戦は力関係が互角だから」「夏の体力消耗は気温が高いから」などが原因です。

「消耗」と「減耗」とは

「消耗」は使用すること、体をうごかすこと、疲れること、暑いことなどが原因でものや体力、気力がなくなることです。

「減耗」は簿記用語で「減る」意味が有ります。

「棚卸減耗・減耗費・減耗損失・減耗処理」などの言葉があります。

「耗」は語源では禾偏の漢字で、「粒の小さい稲」のことを言い「減る」と言う意味になった漢字です。

のちに「耗」となりました。

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