おは「五十音の1行目第5段の文字のこと」。

「母音」と言い換えると分かりやすい。

をは「五十音の10行目ワ行の5段目相当の文字のこと」。

「格助詞」と言い換えると分かりやすい。

「お」は接頭語として多用される言葉です。

また、母音のであり「お」を含む言葉は数多くあります。

「を」は格助詞として例外的に元々歴史的仮名遣いの文字なのです。

「お」は接頭語

「お」は「お父さん・お母さん・お祭り・お宅・お話」など言葉の頭に丁寧さを表す接頭語として使われます。

五つある母音の一つでもあり、五十音表の1行目第5段の文字のことを言います。

片仮名は「オ」となり「於」の偏から創られています。

「お」は同じ万葉仮名の「於」を崩した文字から創られました。

「お」を含む言葉は「鬼・親・落ちる・檻・織る・折る」など数多くあります。

「を」は歴史的仮名遣いの文字

「を」は「ゐ・ゑ」と同じ歴史的仮名遣いの文字の一つです。

五十音の10行目ワ行の5段目相当の文字になります。

「ゐ・ゑ」のように使われなくなったわけではなく、例外的に格助詞の「を」として使われます。

それ以外では使いません。

昔の発音は「wo・を」と言い「o・お」と区別していました。

現代は区別がなくなり現代仮名遣いからは除かれています。

「お」と「を」の元字は「於」

「お」と「を」は同じ漢字「於」由来の文字です。

他の文字は一致しないことが多いのですが、「お・を」は同じになります。

「於」は万葉仮名の「お」で使われている借用漢字でした。

「お」と言う日本語を表すのに中国から来た漢字「於」を借りたのです。

万葉集や日本書紀、古事記などに使われている「於」は日本語の「お」なのです。

「お」と「を」とは

「お」は五十音の1行目第5段の文字のことで、母音の一つとなります。

「お」は「於」の崩し文字から創られ、片仮名の「オ」は「於」の偏「方」から創られました。

主に接頭語として多用されています。

「を」は歴史的仮名遣いの文字ですが、現代でも格助詞として使われます。

「を」の片仮名は「ヲ」で「乎」から創られ、また、「を」は「遠」から創られました。

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