酸化は「酸素と結びつくこと」。

「酸化マグネシウム」と言い換えると分かりやすい。

塩化は「塩素と結びつくこと」。

「塩化ナトリウム」と言い換えると分かりやすい。

「酸化」も「塩化」も金属や元素、物質などが酸素や塩素と言う元素と結び付いて化合物になることです。

「酸化~」「塩化~ 」と言う言葉は数多くあり、他にも「炭化~」「硫化~」「水酸化~」など様々な化合があります。

「酸化」は酸素が結び付く反応のこと

「酸化」は酸素が結び付いて化合物になることです。

「酸化」は簡単に言えば「錆びること」になります。

自然界では鉱物は大抵「酸化」した化合物の姿で採掘されます。

純粋な金属を取り出すために「還元」反応を利用します。

また、「酸化」を人為的に行うことで有益な物質にすることもできます。

薬の「酸化マグネシウム」などは良い例です。

「塩化」は塩素が他の物質に結び付くこと

「塩化」は塩素が物質について新たな物質になることです。

「塩化ナトリウム」はお馴染みの「食塩」ですし、「ポリ塩化ビニール」など合成樹脂にも「ポリ塩化物」がかなりあります。

また、「塩化カリ」は三大肥料の一つです。

「塩化マグネシウム」は豆腐製造のにがりとして使われ、「塩化カルシウム」は融雪剤として使われます。

同じ物質でも「酸化」や「塩化」などにより異なるものになる

「ナトリウム」と言う物質は「水酸化ナトリウム=苛性ソーダ」になったり、「塩化ナトリウム=食塩」になったり、「炭酸ナトリウム= 重曹」になったりします。

「カルシウム」も「水酸化カルシウム=消石灰」「塩化カルシウム=融雪剤」「炭酸カルシウム=石灰石」になります。

単一の物質でも他の物質と化合することで有益な別の物質になるのです。

「酸化」と「塩化」とは

「酸化」は酸素が物質に結び付き別の化合物になることです。

「塩化」も塩素が物質に結び付き別の物質になることです。

化学反応にはその他「水酸化」「炭酸化」「硫化」など多くの反応があります。

「還元反応」は「酸化」している物質から酸素を取り除く反応で、採掘された鉱石の精錬に使われています。

「化学合成」によりさまざまな物質が作られています。

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