同じ種類の塊が、一箇所に集まっている状態。
ブドウのような房状の実のように、似たものが一箇所に集まった塊を言います。
語源は英語の cluster で
旧英語の clyster clot
原初ドイツ語の klus klas
アイスランド語の klasi など種々に関連します。
コンピュータ用語のクラスター、科学用語のクラスターも同義になります。
意味合いが沢山ある同じ、または似た種類のものが、一箇所に集まることを指しますので、同じ意思の集団など人の集まりにも使われます。
クラスターの用例
[一箇所の塊としての集合体]で意味合いが出来ていて、発音も組み合わせやすいです。
つまり、使い方としては名詞としての捉え方になります。
・あれ(クラスター)だったら
・これ(クラスター)が出来た
・それ(クラスター)としてなら
別には[クラスタ]とも言えます。
こうすると切り返しや終止形としてさらに有効です。
・その(クラスタ)は
・(クラスタ)だった
・(クラスタ)、それは...
置き換える部分の言い回しでしたら、無尽蔵にあります。
クラスターになる、クラスターとして、クラスターとしては、クラスタだった、そのクラスタは...
科学的な結合でクラスターにしたナノテクノロジー
例えば炭素を蒸発させて固めると、安定した塊としての集合体が出来ます。
その工程がクラスターで、そしてそのサイズがナノ(単位)としてのテクノロジー(技術)となります。
つまり、
蒸発から固めるまでの工程を科学的な結合として、
その働きが塊としての集合体のクラスター、
そして出来上がったものをナノテクノロジーとして例文にしました。
複雑なようで身近な言葉「クラスター」
一般的にカタカナ語で、意味合いが理解しにくいと思われますが、
実際の言葉としては、発音しやすく、意味も捉えやすいです。
モノとしての集まりから人の集まりまでも「クラスター」で通ります。
原子の塊としてのカーボンナノチューブから
和気あいあいとおしゃべりして集まっている人たちも、意味は「クラスター」です。
「クラスター」の例
・リンゴの木に実がなっている
・中国の書物、[水滸伝]の中の、運命に選ばれた各地の武将が集まる梁山泊(場所)
・一つの題で様々な作家が書いて出版する、アンソロジー(書籍の形態)など