「腹を抱えて転げまわるほどに笑える状況」という意味があり、普通に笑う状況とは比べ物にならないほど面白おかしい状況と言えます。

人は笑過ぎると腹筋の部分が痛くなってきますけど、それに近い状況なのです。

そして、あまりにも笑いすぎて、苦痛に感じるほどに面白い状況を感じたときにこそ、抱腹絶倒という言葉を使うのです。

「抱腹絶倒」の意味

抱腹絶倒というのは、腹を抱えて転げまわるほどに笑える状況のことですが、腹を抱えて転げまわるというのはそういった動作をしてしまうほどにお腹が痛いということなのです。

笑いすぎてお腹が痛い、だから腹を抱えて転げまわるという状況になります。

ただ、こういった笑いを経験することというのは現実的にそうあるものではないでしょう。

したがって、使用機会はあまり多くないと言えるかもしれません。

「抱腹絶倒」の使い方

抱腹絶倒という言葉は基本的には名詞であり、抱腹絶倒という言葉のまま使うことが多いです。

つまり、自分を含めて誰かがそういった笑い方をしているときには、抱腹絶倒だという表現を使うのです。

ただ、抱腹絶倒というのは動詞としても使うことが可能で、抱腹絶倒するという言い方もできます。

だから、自分または他人が大笑いしているときには抱腹絶倒したという表現も使えるということになります。

「抱腹絶倒」の例文

「お笑いDVDを見ていたら、あるネタがツボに入ってしまって、笑いが止まらなくなってしまったのです。

あそこまで笑ったことは過去に1度もなかったと思いますし、ああいった状況を抱腹絶倒と言うのだと思いました。

でも、ここまで笑ったのは本当に久しぶりでしたし、そういう意味ではいいストレス解消にはなったなと思ったのです。

抱腹絶倒と言えるケースはかなり限定される

何かをきっかけに笑うことは日常生活の中で多々あるとしても、抱腹絶倒と言えるケースというのはかなり少ないでしょう。

腹を抱えて転げまわるほどというのは、人生の中でそう経験するものではありませんし、人がそういう状況になっているのを見ることもなかなかないと言えます。

したがって、抱腹絶倒という言葉は割と馴染みがあるものだとしても、使う機会はほとんどないと思われるのです。

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