すいとんは「小麦粉で出来た食品のこと」。
「小麦粉由来」と言い換えると分かりやすい。
しらたまは「米由来の食品のこと」。
「米由来」と言うと分かりやすい。
「すいとん」はウドンのように小麦粉から作られる食品で、大変に古い歴史を持つものです。
「しらたま」は米由来の白玉粉から作られている団子状の食品のことです。
「すいとん」は小麦粉由来
「すいとん」はウドンと同じく小麦粉から作られています。
「水団」と漢字表記をし、室町時代の文献にも登場する大変に歴史のある食品です。
現代では強力粉から作られ、腰の強いうどんのようなものになり、手でちぎることやスプーンで取ることなどをして、団子状の塊にします。
戦時中の「すいとん」と言う食べ物は小麦粉がなく、代用品であったということです。
「しらたま」は米由来の食品
「しらたま」は米粉の一種である「白玉粉」から作られる団子状の食品です。
「白玉粉」は精白したもち米を水とともに臼で水分の含まれる粉にして作られます。
同じもち米から作られる餅粉とは異なります。
餅粉は求肥などにされるもので精白したもち米を乾燥した粉にして作られます。
大福の皮や白玉として和菓子に使われます。
「すいとん」は小麦粉、「しらたま」は餅粉由来のもの
「すいとん」は小麦粉由来で、うどんなどと同じです。
その他、食パンやケーキ、ラーメン麺、強力粉などとも同じ由来になります。
「しらたま」はもち米由来で、白玉粉から作られますから、同じくもち米由来のらくがん粉、道成寺粉、寒梅粉などと同じです。
しかし、原料は異なっても製品や調理したものは大変似たものになります。
「すいとん」と「しらたま」とは
「すいとん」は小麦粉から作られています。
うどんの団子のようなもので、素朴な食品です。
戦時中は小麦粉も醤油も不足していたため、「すいとん」と言う名前で出汁もない代用品が作られていました。
「しらたま」はもち米の「白玉粉」から作られます。
主に和菓子の大福の皮などにされます。
製法の違いで別の米粉が作られます。