500円硬貨は「銅75%ニッケル25%の日本の白銅貨のこと」。

「白銅貨」と言い換えると分かりやすい。

500ウォン硬貨は「韓国の白銅貨のこと」。

「韓国コイン」と言い換えると分かりやすい。

なぜ、これらは偶然似てしまったのか、または故意に似せたのかは真相がハッキリしませんが、似過ぎていることから偽造問題が起きることになります。

「500円硬貨」は500円札の替わり

「500円硬貨」は自動販売機の急速な普及を背景として、500円紙幣の替わりとして1982年から1999年まで発行されました。

発行期間が短いのは1997 年頃から韓国の「500ウォン硬貨」を贋造して換金するという事件が発覚したからです。

日本円に比較して韓国ウォンの価値は1/10になります。

韓国500 ウォン硬貨も同時期に同組成の白銅貨として発行されています。

「韓国500ウォン硬貨」は「旧500円硬貨」と瓜二つ

「韓国500ウォン硬貨」は同じ時期に発行された白銅貨で、価値は1/10しかありません。

重量をわずかに軽くした500ウォン硬貨を日本国内の自販機で使用し、返却レバーを押すと500円硬貨が出てきたため、偽造・贋造・詐欺事件となりました。

頻々と発生したため、日本政府は抗議をしましたが、韓国は聞き入れずやむなく新貨幣に移行しました。

「500円ニッケル黄銅貨」は「韓国ウォン貨詐欺事件」で誕生した貨幣

「500円ニッケル黄銅貨」は「韓国ウォン貨詐欺事件」で誕生した貨幣と言えます。

「旧500円硬貨」は1999年に製造中止となり、2000年には偽造防止をしたニッケル黄銅貨が発行されています。

なぜ似た貨幣が作られたのか、事件の真相は定かではありませんが、国際常識では考えられません。

偽造防止のため普通は違うものを模索するのです。

「500円硬貨」と「500ウォン硬貨」とは

「500円硬貨」と「500ウォン硬貨」は同時期に白銅と言う同組成で発行されました。

韓国で同じ瓜二つの貨幣をその時期に発行した理由は分かりませんが、普通は偽造防止を念頭に同じようなものは避けるのが国際常識です。

「500」と言う数字は同じでも価値が10倍も違うのです。

これに懲りて日本政府は「黄銅貨」も止め、新500円貨幣をバイメタル方式で製造して偽造・贋造が出来ないようにしました。

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