査定は「特定のものをよく調べて、価値や等級などを決めること」。
一般的にはモノを買取る際に行われることが多く、買取金額を決めるにあたって実施されます。
鑑定は「特定のものをよく調べて、価値や真偽などを決めること」。
価値を決めるという点では査定と同じ意味ではありますが、真偽を見極めるという部分も含まれています。
「査定」の意味
査定とは、特定のものをよく調べて、価値や等級などを決めることです。
多くの場合、何かを買取する際に、その価値などを見極めて金額を決めることを査定と言います。
したがって、査定に関しては実際に受けている人も多いかもしれないです。
割と日常的に使うことができる言葉ですから。
何かを売ったことがある人ならば、経験している可能性は高いでしょう。
「鑑定」の意味
鑑定とは、特定のものをよく調べて、価値や真偽などを決めることです。
鑑定に関しては、価値を見極める必要があるので、査定と同じような意味で使うことはできます。
しかし、同時に真偽を見極める部分まで含みます。
だから、本物か偽物かという点もチェックするわけです。
ここは査定では行われない点と言え、鑑定ならではの部分と評価できます。
「査定」と「鑑定」の用法や用例
「この前、ブランド品のバッグの買取の査定をしてもらったんだけど、すごい時間がかかったね。
持って行ったものはそこまで多くなかったんだが、1時間くらいかかったかな。」
「この壺は歴史的にかなり価値があるものらしいんだが、真贋が不明なのでこの前専門家に鑑定してもらったんだ。
すると、ちゃんと本物だという結論になったんだ。」
査定と鑑定は真贋の見極めの部分が違う
査定と鑑定はどちらも特定のものの価値を見極める際に使っていきます。
しかし、査定は単純に金額や等級などを決めるだけなのに対して、鑑定は本物と偽物の区別まで行うこととなっています。
両者は同じような意味の言葉と言えますが、こういった部分で違いがあるので、そこで区別をしていくと良いでしょう。
どちらかと言えば、査定の方が多くの人たちにとって馴染みがありそうですが。