植樹は「記念として行われる木を植える行事こと。」
「記念行事」と言い換えると分かりやすい。
植林は「木材資源の確保や環境保全のために行われるもののこと」。
「木材資源確保」と言い換えると分かりやすい。
同じ木を植える行為も一方は象徴的・記念的な行為で、他方は山林資源の確保・環境保全が目的になります。
「植樹」は一本の場合もありますが、「植林」はかなりの本数が植えられます。
「植樹」は何かの記念に植えられるものです。
「植樹」は小学校の卒業記念や植樹祭・子供の誕生記念などで象徴的に行われる行事になります。
また、国土緑化運動の一環として植樹祭は、毎年どこかの都道府県で皇族を招いて行われています。
もともとはアメリカ発祥の行事ですが、戦後の荒廃した緑を復活させる目的で昭和25年から始まりました。
山の植林や都市の公園など幅広い緑化運動となっています。
「植林」は木材資源保全のために行われます。
「植林」は木材資源として伐採した後に植えられることで、資源保全のための生産的活動です。
それを「産業植林」と言い、「環境植林」とは目的が異なるために分けられています。
行うことは同じで木を山に植えることです。
杉などの針葉樹中心の植林は成長が早いのですが、成長が間に合わず輸入木材の影響で林業は一時危機に陥りました。
その結果、山は放置され花粉が舞うことになったのです。
「植樹」は緑化運動を推進させますが、「植林」は花粉問題があります。
「植樹」は植樹祭や記念植樹などにより緑化の運動は推進されますが、「植林」には問題が多くあります。
産業目的のために同じ種類の木が大量に植えられる弊害を無視出来ません。
人工林は手入れが必要で森林の様な自然の力が余りないのです。
人手が入らなくなった人工林は荒廃をしてしまいます。
また、針葉樹による花粉被害もあります。
広葉樹を植える試みもありますが一部です。
「植樹」と「植林」とは。
「植樹」は記念植樹と緑化運動があります。
戦後の荒廃した国土を緑豊かなものにするために植樹祭も毎年行われてきました。
「植林」は産業植林と環境植林があります。
産業植林は単一種の大量植林による弊害があります。
輸入木材の影響で林業が危機になり、人工林の手入れが満足に出来なかったことから、山の荒廃が進み花粉被害もあります。
