付は「付くこと、与えること、任せること。」

「付着」と言い換えると分かりやすい。

附は「付くこと、従うこと、渡すこと」。

「附属」と言い換えると分かりやすい。

どちらも「付くこと」ですが、その他の意味では「付」は「任せる」意味が強く、「附」は「付き従う」意味が強い言葉です。

「附属高等学校」「雑誌の附録」「本の附箋」「附随したもの」と使いますが、これらの「附」は「付」でも良いのです。

「付」は付くこと

「付」は何かに付くことですが、他には任せる・与えるなどの意味があります。

「付加する」「付帯決議」「メダルを付与する」「交付書類が多すぎる」「還付金がある」「寄付行為は節税対策になる」「保険証が送付された」「配布先が限られる」「これに添付して提出してください」「税金の納付は期日までに行わなければならない」などと使います。

「附」は付くこと、付き従うこと

「附」は「付くこと」ですが、ほかに「従う・渡す」と言う意味にも使われます。

「ゴミが附着した」「雑誌の附録が楽しみだ」「医科大学医学部附属病院」「大学附属中高」「寄附行為」も「附」の代わりに簡単な「付」が多く使われています。

意味には変わりありません。

役所の書類は「附」が多いようです。

例えば「戸籍の附表」などは「附」を使います。

「付」のみ使う言葉、どちらでも使う言葉とは

「付」と使う言葉には「付与・交付・還付・給付・送付」などがあります。

「付・附」どちらでも使う言葉は「付加・附加、付着・附着、添付・添附・寄付・寄附、付録・附録,付属・附属」などがあります。

公文書では「附」を使う様です。

「附」は{「付」に「阜=丘=小里偏」が付きますが、意味は大きく変わることはないようです。

「付」と「附」とは

「付」は「付く・与える・任せる」と言う意味で「附」も「付く、付き従う・渡す」と言う意味になります。

基本的な意味はどちらも「付くこと」ですが、他の意味は微妙な相違があります。

しかし、言葉の多くはどちらの字を使用しても意味は変わりませんし、どちらを使っても良いようです。

「付」しか使わない言葉もありますし、公文書では「附」を敢えて使っているのです。

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