匙を投げるとは、「諦める」や「前途の見込がなく断念する」という意味です。
語源を紹介します。
匙を投げるの「匙」は、薬を調合する匙の事を言います。
匙を投げるという言葉の由来です。
医者が患者の治療方法が見つけられなかった時に、医師は匙を投げてしまいました。
そこから医師が治療に見切りをつけることを「匙を投げる」と言うようになったのです。
類語には、お手上げや断念するという言葉があります。
「匙を投げる」の意味
匙を投げるは、ことわざの一つです。
匙を投げるの意味は、二つあります。
一つ目は、見込みがなく諦めるという意味です。
一つ目の意味は、医師が治療を諦めた時が由来の意味になります。
二つ目は、努力を続けてもうまくく見込みがないという意味です。
医師が治療を諦めた時以外にも、匙を投げるという言葉を使う事が出来ます。
「匙を投げる」の使い方
匙を投げるという言葉の使い方を紹介します。
匙を投げるという言葉を使える状況が四つあります。
一つ目は、物事を進めていく途中で諦めた時に使います。
二つ目は、別の手を使っても成功しそうではない時に使うのです。
三つ目は、これ以上考えられない時に使います。
四つ目は、打つ手だてがない場合に使います。
匙を投げるとは、諦める時に使う言葉なのです。
「匙を投げる」の例文
匙を投げるの例文を紹介します。
一つ目の例文は、「妹がなかなか算数の問題を理解しないので、母親は匙を投げてしまいました」です。
妹が算数の問題を理解しないので、母親が諦めてしまった事が文章で分かります。
二つ目は、「僕の病気は完治しないと、医師に匙をなげられてしまいました」です。
僕の病気は完全に治らないと先生に諦められてしまった事が文章で分かります。
「匙を投げる」の意味と由来を知っておこう
匙を投げるという言葉の由来を知っておくと、意味が分かりやすくなります。
匙を投げるの匙は、薬の調合の時に使う匙です。
スプーンではないので、気を付けましょう。
昔の漢方医は、薬匙で患者の薬を調合していました。
患者の治療方法が見つけられなかったので、匙を投げたのです。
この事が由来になって、匙を投げるとは諦めるという意味になりました。