千里同風は「世の中はどこも同じ風が吹いていること、世の中が平穏であること」。

世間を見渡したときに、どこも同じ風が吹いているという意味であり、それはつまり世の中が平穏そのものである状況を意味するのです。

万里同風は「天下がよく統一されているため、遥か遠くの場所であっても風俗が同じであること」。

天下が統一されているという状況から、世の中が一応落ち着いている状況になります。

「千里同風」の意味

千里同風とは、世の中はどこも同じ風が吹いていること、世の中が平穏であることです。

世の中はどこを見渡しても同じ風が吹いている状況から、世の中が安定している、平穏であるという解釈をしていくのです。

千里同風という言い方をするケースはそこまで多くないですけど、世の中が平穏であると感じられる瞬間はあるため、このような言葉を使用する機会はいつかはあるでしょう。

「万里同風」の意味

万里同風とは、天下がよく統一されているため、遥か遠くの場所であっても風俗が同じであることです。

天下統一の状況が見られるのであれば、世間が騒がしくないと評価できるため、それなりに落ち着いている雰囲気が確認できるでしょう。

千里同風と表現自体も似ているものの、意味についても結構似ているので、そういった点は特に覚えておいた方がいいと言えるでしょう。

「千里同風」と「万里同風」の用法や用例

「千里同風が感じられる。

まさに今の世の中はどこもかしこも穏やかで、かなりの落ち着きが存在している。

こういう状況が少しでも長く続いてくれたらいいんだけどな。」

「万里同風と言える場合、完全に世の中は天下統一の状況にあるから、各地で大きな戦いのようなものは起きない。

それだけ今は平和な状況と言えるわけだな。」

千里同風と万里同風はどちらも落ち着いた世の中を表している

千里同風と万里同風は同じような表現であると言えるでしょう。

これらの言葉は世の中が落ち着いている、平穏であるという状況で使うので、これといって意味の違いはありません。

表現自体もかなり似ており、区別するのが大変と言える状況があります。

ただ、両方の言葉が実際に存在しているという点はしっかり認識しておきましょう。

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