山芋とは簡単にいうと色んな芋の総称で、地下に芋を持つもので例えば山に自生する自然薯等のことをいう。
一方、長芋は中国原産の芋である。
最大の違いはかゆみが出るか出ないか。
山芋にはシュウ酸カルシウムという成分が入っておりこの結晶が皮膚に刺さるのがかゆみの原因である。
ちなみに山芋は地域によって色んな呼び方があるとのこと。
山芋の特徴
山芋は地下に芋ができるものの総称なのでようするに色んな種類があるということ。
実は正式名称はヤマノイモであり、長芋とは同じヤマノイモ科ヤマノイモ属なのである。
粘り気が強く、味は濃厚なのである。
ちなみにこちらのほうが若干量カロリー高めだが、実際のところほとんど栄養価に差はなく、便秘によいらしい。
ただ加熱してしまうと栄養がなくなってしまう。
長芋の特徴
調べてびっくり、そもそも中国原産の外来種である。
外国人だったの。
元々漢方薬としても用いられていたことがあったそうで。
こちらは正式名称も長芋であり、長芋は長芋しかない。
こちらは山芋に比べて実は粘りが少なくあっさりとした味わいなんだとか。
こちらにはかゆみ成分がないようである。
なお、こちらも加熱すると栄養がとんでしまうので要注意。
その他山芋と長芋のあれこれ
長野県長野市松代町にはとろろ芋ごはんが名物として君臨しているが、あれは一体どちらを使っていたのだろうか。
山芋は他にも銀杏芋やつくね芋というものもあるが、栽培が非常に難しいのだそう。
そもそも山芋の一種である自然薯は取るのが難しい。
傷つけずに土から出すのが難しいらしい。
そんなことから山芋は長芋の4倍くらいお高い。
調べてみて
今まで長芋も山芋もよく違いもわからないで食べていたが、今回調べてみてもやっぱり実際のところ違いはわからなかった。
ちなみにさすがに里芋は全くの別物である。
何か同じ感じしますけどね。
実際のところ山芋と長芋はいわば、同じ属なのだから、長芋が中国原産ということで、長芋が中国人、山芋が日本人だと思っていればいいのだろうか。