「ご用命」をひとつづつ分けると、「ご」は接続語で丁寧な言葉です。
「用」は、持ち上げて「もちいる」ことで、「命」は口と令を組み合わせてつくられた感じで、「みこと」と読み、神様に与えられた命を意味します。
用命は、それぞれ音読みです。
「用」は仕事。
「命」はいいつける、与えるという意味になります。
ご用命を言い換えた場合は、申し付ける、ご要望、仰せつけるというような言葉の使い方もあります。
「ご用命」の意味
「要件や注文をうける」という場合に、使用される言葉です。
また、ビジネス言葉として、使用されることも多いです。
商談、営業の場合、頻繁に使われます。
ビジネスを成功させられるかの大事な場面で使われるだけに、使い方には注意が
必要です。
目上の方や恩師、先輩など相手に対し敬意をはらいながら、自分の行為や誠意を示すため用語になります。
「ご用命」の使い方
ビジネスの場面で、仕事をください、注文くださいと言ってしますと、露骨し過ぎで相手に対する敬意というものが欠けてしますので、
「ご用命ください」という言葉を使うことにより、表現の丁寧さが表れます。
ビジネスメールや文書には使いやすい表現になります。
取引先の役職の決まった方に出す場合は、このような表現で使用するとよいでしょう。
「ご用命」の例文
●何かありましたら、何なりとご用命くださいませ。
●タクシーのご用命は、~タクシー電話番号●●まで
●お買い上げ頂きました商品に関するご用命はこちらまで。
●~がご用命を承ります。
●ご用命賜りますようお願い申し上げます。
●どのようなご用命でも承りますので、
どうぞお申し付けください。
●商品がご入用の際は、当店までご用命ください。
「ご用命」についてのまとめ
「ご用命」の使い方は、ビジネスの場面で多く使われます。
目上の人に使うビジネス文書といえるでしょう。
用事があるときは命じてください、注文してくださいという
意味になります。
しかし、そのまま使ってしまったらとても露骨に聞こえてしまします。
その時にこの「ご用命」という言葉を使うことにより、敬意を示せる表現にかわり、円滑な人間関係が築けるといえます。