詳は「物事をつまびらかにすること、詳しく述べること。」

「詳細」と言い換えると分かりやすい。

細は「細かいこと、詳しいこと」。

「明細」と言い換えると分かりやすい。

どちらの言葉も内容が細かい点まで分かるということで意味が一致します。

音は異なりますが意味が似ている同義語になります。

両方使い「詳細」という言葉もあります。

「詳」は「くわしいこと」

「詳」は「くわしいこと、細かく述べること」などの意味になります。

「詳細は後程にしてまず概略を述べます」「詳報は以下の通りです」「国語辞典は言葉を詳解している」「この件を詳述してください」「震源地の災害状況は音信不通のため不詳です」「新発見の動物は未詳のことが多い」「詳はつまびらかとも読む」などと使います。

「細」は「細かい・くわしい」こと

「細」は一義的には「細い・細かい・小さいこと」ですが「ささやか・詳しいこと」という意味もあります。

「細部に及ぶ」「些細なこと」「微細な模様」「細菌はウィールスよりだいぶ大きい」「委細面談で」「仔細を申し上げる」「明細書を貰えますか」「詳細に説明する」「細胞分裂」「螺鈿細工」「細君」「細大漏らさず」「細密画」「奥の細道」などと使います。

「詳」と「細」はくわしいこと

「詳」と「細」は共通する意味があり「詳しい」ということです。

「詳細」はその意味での熟語になり、「細かく詳しいこと」となります。

「事件の詳細な経緯を話す」「事故原因の詳細が知りたい」「物事の説明には概要と詳細が必要」「詳細設計」「詳細の類語は仔細や委細など」「仔細は事情の説明のこと」「委細は人となりの詳しいこと」などと使います。

「詳」と「細」とは

「詳」は「くわしいこと、つまびらかなこと」、「細」は「ほそいこと、こまかいこと、くわしいこと」です。

共通する意味は「詳しいこと」になります。

「詳」には「詳細・詳述・詳報・詳解・不詳・未詳」などの言葉があり、「細」には「詳細・微細・細菌・委細・仔細・明細・些細・細部・細胞・細工・細大・細道」などの言葉があります。

おすすめの記事