「そこはかとなく」と「どことなく」の違い・意味と使い方・由来や例文

そこはかとなくは「なんとなく、はっきりしない状況であること」。

何らかの感覚はあるものの、確実にそれを感じているとは言えない、もしかしたら気のせいかもしれないと言えるシーンで使っていく言葉です。

どことなくは「なんとなく、はっきりしない状況であること」。

つまり、そこはかとなくと意味は全く同じです。

しかし、そこはかとなくよりもどことなくの方が頻繁に使用される傾向があると言えるでしょう。

「そこはかとなく」の意味

そこはかとなくとは、なんとなく、はっきりしない状況であることです。

なんとなく何かを感じるようなときに使う言葉であり、確実に何かを感じているわけではなく、漠然としているときに使っていきます。

したがって、結果的に単なる気のせいと言えるようなときに使用することも可能なので、使えるシーンはそれなりに多いと言えるでしょう。

どことなくとは、なんとなく、はっきりしない状況であることです。

したがって、そこはかとなくと意味は全く同じです。

基本的に区別をすることは不可能であると言えるでしょう。

そして、実際のところはどことなくの方がより有名であると言えるでしょうし、こちらを使っていく機会の方が多くの人たちにとって多いと言えるはずです。

「そこはかとなく誰かが後ろに立ったような気がしたけど、振り向いても誰もいなかった。

こういう経験ってたまにあるよな。

実際に人がいたら、かなりびっくりするんだろうけど。」

「この人ってあの有名人にどことなく似ている気がする。

そっくりという感じではないんだけど、なんとなく似ているような気がして仕方ないんだよな。」

そこはかとなくとどことなくは基本的に同じ意味で使われる言葉と言えます。

意味の違いは特に感じられず、同じ場面で使用することができるでしょう。

ただ、どちらかと言えば、どことなくの方がメジャーな表現と言え、馴染みを感じやすい人が多いと思われます。

だから、そこはかとなくという表現は日常生活の中で見聞きする可能性はあまり高くないでしょう。