議決は「合議において、ある議題についての賛成、反対を構成員にとること」。

賛成か?反対か?をそれぞれのメンバーから意見を集めることを言うのです。

決議は「議決を集めたうえで、最終的な決定をすること」。

合議の構成員から議決をそれぞれ集めて、多数決をとり、最終的な決定をするときに決議という言葉を使います。

最終的な決定そのものと言えます。

「議決」の意味

議決とは、合議において議題となっているものなどに関して賛成、反対の意見を募ることです。

合議の構成員は多くいるわけですから、そういった人たちの中で多数決をとることができます。

したがって、議決というのはそういった構成員らに対して行う多数決とも言えるのです。

ただ、多数決をとればそれで決定となるわけではありません。

「決議」の意味

決議とは、多数決となる構成員の議決をもとにして、最終的な決定をすることです。

責任者が行うことが多いですけど、議決を集めて、多数決の結果を明らかにして決議をすることになります。

決議をして初めて決定となるので、議決をしただけで終わりではありません。

責任者がちゃんと決議をしてようやく終わりとなると言えるのです。

「議決」と「決議」の用法や用例

「今回の議決では、賛成と反対はどのくらいの割合になるのだろうか?事前の合議においてはかなり意見は割れていた気がするけど。

結果が楽しみだな。」

「ようやく決議があり、賛成多数で決まったらしい。

議決においては賛成に投票した人たちが多かったってことなのかな?この決議があったことで、ようやく今回の合議が終わりになったよ。」

議決があって決議がある

議決と決議というのは言葉としては非常に似ていると言えますけど、全く同じではありません。

議決というものを経て、その後に決議を行うのです。

したがって、議決と決議は別物ですし、議決がないと決議ができないような状況となっています。

議決と決議はそれぞれ違う役割を持っていると言えるので、そこは理解しておかないといけないと思うのです。

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