「ブルジョワ」とは「ブルジョワジー」の略であり、資本家を表す言葉です。

語源はフランス語のBourgeoisieからきています。

中世に発祥した概念で、その後産業革命の際に、革新技術と低級労働力を用いて商品を生産する資本家として台頭しました。

彼らは後の時代で、その富裕さ、贅沢さが批判されるようになります。

「ブルジョワ」の意味

「ブルジョワ」「ブルジョワジー」とは、生産手段を持ち、労働者を雇って収益を得ることができる資本家のことを言います。

彼らの多くは産業革命で発達した革新技術と、安い低級労働力を用いて商品を生産することで富を得ました。

はっきりとした格差・階級などが少なくなってきた現代では、単に「金持ち」くらいの意味合いで使われることが多いです。

対義語、プロレタリアート

ブルジョワジーの対義語として挙げられる概念が「プロレタリアート」です。

プロレタリアートとは、自らの労働力をブルジョワに売って生計を立てる者、つまり低級な労働者のことです。

日本では1920年代から1930年代に「プロレタリア文学」という、虐げられた低級労働者の厳しい現実を描いたジャンルが流行しました。

最近の使われ方

会話の中で、友人と「あいつブルジョワだな?」などとと茶化して話すことがあります。

このとき「ブルジョワ」は単に「金持ち」という意味で用いられることが多いです。

資本家=金持ちという発想からきていて、かなり俗っぽい使われ方です。

少しばかにしたような表現なので、信頼関係のある相手にしか使わない方が良さそうです。

まとめ

会話の中では「金持ち」を意味するばかにした言い方で「ブルジョワ」と用いられることがたまにあります。

ブルジョワは「ブルジョワジー」の略でありフランス語に由来する、裕福な資本家を表す言葉です。

現代、会話の中で用いる場合には蔑称であることが多いので、よほど親しい仲でない限りはあまり使わない方が良いでしょう。

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