アルミは「多量に存在する軽金属のこと。」

「軽金属」と言い換えると分かりやすい。

アルマイトは「アルミの表面に被膜を付けて錆ないようにしたもののこと」。

「アルミ被膜品」と言い換えると分かりやすい。

アルミは原子番号13の元素で鉄の1/3の重さしかない軽い金属です。

鉄のように酸化腐食しますから、表面に被膜を付けて強化し弁当箱や工業製品・家電製品などにします。

「アルミ」はアルミニウムのこと

「アルミ」はボーキサイトに含まれていますが、アルミニウムとして取り出すためには相当量の電気が必要になります。
酸化しやすい性質のため天然では酸化物として存在するために電気分解で単体にする必要があるのです。

1円貨は純粋なアルミですが、その他はアルマイトか合金アルミにして使われます。

酸化しやすい性質で被膜をすぐに作るため腐食はしますが、耐腐食性は鉄よりはあります。

他に軽いこと、電気を通すこと、熱伝導が良いこと、磁石に吸い付かないことなどが性質としてあります。

「アルマイト」はアルミに被膜を施したもの

「アルマイト」は合金やメッキではなく、アルミ単体に厚い酸化被膜をすることで強力な材料にしたものです。
白やカラーのアルマイトはサッシなどの建材やアルミホイールなどの工業製品・家庭用品・装飾品・携帯電話などに幅広く応用されています。

被膜を厚くした硬質アルマイトはシャフト・ロール・航空機部品などになります。

身近なところではアルミのお弁当箱があります。

そのほか身の回りのアルミらしいものはアルマイトかアルミ合金なのです。

「アルミ」は「アルマイト」またはアルミ合金にして使います。

1円玉は100パーセントの純粋な「アルミ」ですが、その他のアルミらしきものはすべて合金またはアルマイトなのです。

アルミ合金とは1000番を純粋アルミとして2000~8000番の合金が作られています。

銅・マンガン・ケイ素・マグネシウム・亜鉛・ニッケルなどを1パーセント未満含ませて強度を出しています。

代表的なものは航空機に使われているジュラルミンと言う銅とマグネシウムのアルミ合金があります。

「アルミ」と「アルマイト」

「アルミ」は元素の金属で、柔らかく鉄の1/3の比重しかなく加工し易いものですが、酸化し易いものでもあるため、アルマイトや他の金属を混ぜた合金にして使用します。

「アルマイト」はアルミの表面を酸化処理して被膜を付けたものです。

多くの製品の部品として使われているものです。

アルミホイールや弁当箱・家電製品・携帯電話・装飾品・シャフト類・ロール類などに応用されます。

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