地層は「長い年月をかけ堆積物が積み重なって出来たもののこと」。

「ローム層」と言い換えると分かりやすい。

地質は「土壌を構成する成分や状態のこと」。

「粘土」と言い換えると分かりやすい。

「地層」は積み重なっている様子が平行な縞模様に見えます。

その縞模様はそれぞれほぼ均一な地質を持っているのです。

「地質」の成分や状態などを分析することで、形成された時代や気候変化などが分かるのです。

「地層」は縞模様

「地層」は旧い洪積層」と新しい「沖積層」に大別されます。

「洪積層」は2万年より新しいとされています。

「沖積層」はそれよりも旧く固い地層になっています。

富士山の噴火により堆積した「関東ローム層」は「沖積層」に含まれます。

「地層」の分析で年代が判明すると、そこから出土する様々な化石により当時の様子が分かってきます。

「地質」は土壌の様子のこと

「地質」は土壌がどのようなものから出来ているのかと言うことです。

通常、岩石や砂・粘土・火山灰・動植物の死骸などから出来ています。

例えば火山灰が多いと噴火が有ったことが分かり、海砂が多ければ津波が到達して居たことが分るのです。

化石で当時の植物や動物の様子が判明し、進化の過程が分かるのです。

また、当時の海や陸の地形も分かります。

「地層」は「地質」の違いで起きるもの

「地層」は年代に特徴的な「地質」により形成されますから、上下の「地層」と色が異なるために縞模様に見えるのです。

長い年月で水や河川の浸食を受け、グランドキャニオン渓谷など壮大な渓谷が出現している場所には必ず「地層」が見られます。

平行な地層ばかりでなく褶曲している場合があり、当時の地殻活動が判明します。

「地層」と「地質」とは

「地層」は岩石や砂・土砂・粘土・植物の死骸・火山灰などが長い年月で堆積してできたものです。

新しい「洪積層」と旧い「沖積層」に大別出来ます。

地層の地質を分析することで、当時の様子が分かりますし、出土する化石によっても動植物の進化の様子が分ります。

「地質」の異なる「地層」が重なり、縞模様に見えるのです。

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