世界三大料理と呼ばれているのはフランス料理、トルコ料理それと中華料理です。
日本にも多くの中華料理店があり、様々な種類の料理が出されています。
なお、たまに「中国料理」という看板を見かけることがあります。
当然、中華料理も中国料理も中国の料理ですが、その違いの分かる人は滅多にいません。
両者の違いを簡単に言うと、どちらの国民用に作られているかの違いです。
中国料理とは
中国料理はその名の通り、中国の料理という意味です。
中国の各地方で長い間作られてきた料理を指して言います。
中国は国土が広いため、各地方によって料理の仕方が変わります。
特に、主な料理が「中国八大料理」と呼ばれおり、有名な四川料理や広東料理の他、山東・江蘇・浙江・安徽・湖南・福建の料理です。
中国国内でもそれぞれ味の濃さや辛さ、使う食材が異ります。
中華料理とは
中華料理は中国発祥の料理という意味で使われています。
中国で食べられてきた料理や、料理における技法の総称となっています。
日本の中華料理はあくまでも中国風の料理を採り入れたものであり、中国の料理そのものということではありません。
従って、日本には中国には無い中華料理がいくつもあります。
ちなみに、中華という言葉は、漢民族が自らの国を美化したものです。
料理の違い
日本の中華料理は中国料理を日本人向けにアレンジされた料理です。
例えば、中華料理に「天津飯」や「エビチリ」がありますが、これらは日本で作られた料理です。
また、日本のラーメンはスープの味にこだわっていますが、中国ではむしろ具の種類に差をつけ、麺の種類も非常に豊富です。
チャーハンも、日本では炊いた米を後から味を足しながら炒めますが、中国ではスープを使って味付けした米を炒めます。
中国料理と中華料理の違い
日本の中華料理はあくまでも中国風料理であって、中国の料理そのものではありません。
また、中国料理と言っても国土が広いため、統一された料理があるわけではありません。
広東料理や四川料理がその例です。
日本の中華料理は日本人の好みに合わせてアレンジされています。
従って、エビマヨや中華丼など、日本にしかない中華料理が少なくありません。